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決定回避の法則と現状維持の法則

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例えばあなたが2種類のお店に行ったとしましょう。

片方のお店はメニューが100種類あるラーメン屋です。

もう片方のお店はメニューが7種類のラーメン屋です。

あなたはどちらのお店の方がいいと思いますか、また、どちらのお店の方が繁盛すると思いますか。今回は決定に関する用語をご紹介します。

決定回避の法則

さて、片方はメニューが100種類あるラーメン屋、もう片方はメニューが7種類あるラーメン屋、どちらが繁盛するかと言いますと、答えは7種類のラーメン屋の方です。

えっと思った人もいることでしょう。単純に考えたら、種類が豊富な方が需要を満たす可能性が高まり、商売繁盛しそうです。

しかしながら、数が多すぎると、選ぶことが大変という面もあります。人はあまりにも選択肢が多すぎると、決定することを避けるようになります。

これを決定回避の法則と言います。

このラーメン屋の例で言いますと、100種類のメニューはあまりにも多すぎて、メニューを見るだけでうんざりするようになってしまいます。結局みんな一部のメニューしか頼まず、次第に店は赤字になっていきます。

対して7種類くらいのラーメン屋だと、メニューの内容が把握しやすく、選びやすいためストレスなしにみんなメニューを選ぶことができます。楽にメニューを選べるので、次第にこちらのラーメン屋の方に居心地の良さを感じ、通うようになります。

選択肢は増やせば増やすほどいいというように考えてしまいがちですが、実際はそうではないというのが、この決定回避の法則です。

現状維持の法則

決定回避の法則とは別に選択肢が多い時に表れる法則があります。

それを現状維持の法則と言います。

現状維持の法則とは、選択肢が多い場合、いつもと同じような選択、行動をしてしまうというものです。

たくさんのメニューがあってもよくわからないからいつも同じものを食べるという人はいませんか。それは現状維持の法則による心理によって出てくる行動なのです。

選ばせるポイントはほどほどの量の選択肢

人は選択肢が多すぎると、決定することを回避しようとしたり、現状のままでいようとします。

商売をする時には、この二つの法則について頭に入れておく必要があります。

人に選ばせるポイントは、ほどほどに選択肢を与えることになります。その人が簡単に把握できるくらいの選択肢を与えることが大切なのです。把握できるくらいの選択肢の中から決めると、自分で選んで決めたという実感が得やすく、満足につながります。

選択肢をどうしても減らしたくない場合は、おすすめなどを表示して、選びやすいようにしてあげる工夫が必要になります。

また、現状維持を避けるためにも、この選択肢を選ぶとこうなる、だからこうした方がいいという説明を与えるなど、人が選択する気になるきっかけを作る必要があります。選択肢を用意して終わり、ではないのです。

まとめ

人は選択肢が多くなりすぎると、選択することを放棄する傾向にあり、その心理を選択回避の法則と言います。

また、選択肢が多い時に、新しいことをしようとはせずに、現状維持の選択、行動をしてしまうことを現状維持の法則と言います。

選択肢を提示する側の人間は、この二つの法則を理解した上で選択肢を用意する必要があるのです。

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