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根本的な帰属の誤り

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何かが起きた時に、原因がなんであったのか判断することを帰属と言います。失敗などが自分のせいだと思うことを内的帰属、環境など周りが原因だとすることを外的帰属と言います。

今回はこの帰属に関する心理学のお話です。

根本的な帰属の誤り

あなたが野球をしていたとしましょう。あなたは内野を守っていましたが、なんでもないゴロを捕れずに逸らしてしまいました。

あなたはこの時、どのように思いますか。また、チームメイトが同じようなゴロを捕れなかったとしたら、どう思いますか。

自分のゴロは実は難しかった、太陽がまぶしかった、たまたま起きてしまったなどと考えないでしょうか。また、チームメイトに対しては、下手だなとか、なんでそこでミスするんだとか自分だったら捕れたなどと考えないでしょうか。

実は人は、自分のことは外に原因を求めて、他人に対しては内面に原因を求めるという傾向があります。

今の野球の守備の例のように、同じような状況であっても、自分のことは環境その他のせいにして、人に対してはその人そのものを責めるという考えになってしまいがちです。本当は自分がミスをしたのは練習不足や準備運動が足りないせいだったかもしれません。チームメイトがミスしたのは、たまたまスパイクのヒモが切れたせいかもしれません。グラウンドが荒れていてかすかに捕球直前にイレギュラーバウンドしたのかもしれません。

もしもそうだった場合、自分がミスしたのは環境のせいで、チームメイトがミスしたのは本人の技術のせいだと思っていた判断は、間違いであったことになります。

このように人は原因の判断に偏りがあり、思い込みをすることがよくあります。この帰属の仕方の偏り、誤りのことを、心理学の世界では、根本的な帰属の誤りと言います。そのまんまでわかりやすいネーミングですね。

私達は無意識に根本的な帰属の誤りをしてしまいがちですので、常々注意することが必要です。

相手を思いやる気持ちを

人が何か失敗した時に、お前何をしているんだと怒ったり、内心イライラしたりしていませんか。自分が失敗したのを棚に上げて周囲の反感を買っていませんか。

人間誰しも失敗はしますし、うまくいかないとイライラするものです。

しかしながら、相手にも何か事情があるのかもしれません。失敗に対して相手を否定するのではなくて、どうして失敗が起きたのか、どうして相手はそうしたのか、相手を思いやる気持ちを持つことが大切です。

根本的な帰属の誤りで人を傷つけないようにすることを心がけたいですね。

相手のことを思いやることができれば、人間関係が円滑になりますし、自分自身イライラすることも減ることでしょう。

まとめ

根本的な帰属の誤りとは、ある出来事の原因を誤って判断することです。一般的に、自分に起きたことは環境などの外に原因を求めて、他人に起きたことはスキルややる気など本人の内側に求める傾向があります。

このことに注意して、人のことを思いやって安易に原因を決めつけないことが、対人関係では大切になってくるのです。

対人関係が良好になれば、仕事の効率も上がりますし、失敗の再発を防ぐ効果もありますので、人を責めることが多い人は特に、一歩立ち止まって考える癖をつけるようにしましょう。

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