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幸せってどんなだっけ・・・オールポート

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私たちの日常生活の中で、「幸せ」という言葉ほど、意味が広く使われているにも関わらず、根本が見えない言葉も珍しいなと思います。

お風呂に入ったり、おいしいモノを食べたり、日常的な事で「しあわせ~」とニッコリできたり、すぐに目指せそうな出来事を指すのかと思いきや、「結婚して幸せになります」と人生の一大事にも使われます。又、「幸せはお金じゃ買えないのよ」といったとも思えば、「幸せは自分で見つけるモノ」なんて言ってみたり・・・。

百人百通りの幸せが存在しますが、その根底に流れる定義とはいったいどのような事なのでしょうか。今回は、そんな平和であるがゆえに「幸せってなんだっけ」と毎日の生活を見直したくなる説を唱えた心理学者、オールポートをご紹介します。

【ゴードン・オールポート】

1897年~1967年、アメリカの心理学者。人格心理学の権威であり、オールポートが生み出した心理テストの基礎になった”特性論”は、現在の性格分析にも多大の影響を与えています。
幸せってどんな状態?

「幸せ」の定義は様々ありますが、結婚すれば幸せになれると信じていても実際は違っていたり、子供が産まれ今度こそはと思っても、思わぬ出来事がおきたり、万人に共通する幸せな”環境”はありません。

では、どうなら幸せなのか・・・。どんな”自分”なら幸せを感じられるのか・・・。

オールポートは、個人が様々な環境に対応し得る、一貫した行動様式の事を「パーソナリティ」と位置づけ、どのようなパーソナリティが、健全な状態と言えるかを提案しました。

①自己意識の拡大(他人の幸せも自分の幸せと同じように感じることができる)

②自己の客観化

③人生を統一する人生哲学

④他人との暖かい人間関係の確立

⑤情緒的安定

⑥現実的知覚、技能および課題の発見

自分は果たして幸せなのだろうか・・・なんて考えている人がいたら、今回ご紹介した6項目で自分のパーソナリティをチェックしてみると、意外な発見があるかもしれませんよ。
パーソナリティ

人を表す用語として、性格・気質・素質・パーソナリティなど、様々な呼び方があります。

その中でもパーソナリティとは、その人が一貫して行っている行動が、その人全体の特徴となっている状態の事を言います。例えば、状況によって怒ったり泣いたりはしますが、人には優しくしようというモットーで優しく人に接する事が多いという人は、優しいパーソナリティという事になります。

オールポートは、このように、その人のパーソナリティを示す、一貫した行動の事を「特性」と呼び、その特性をその人の性格であると位置づける事を、「特性論」と言います。又、パーソナリティを表す特性の種類を、辞書に載っている形容詞から1800種類ほど用意し、人格分析に務めました。
最後に

今も昔も、「○○をすれば幸せになれる」など、他者と比較して実際に幸せになった人が行った方法をまねてみては、又満たされなくて、次に幸せになる方法を探す・・・。

忘れてはいけないのは、オールポートがパーソナリティを表す形容詞を1800種類を用意したことからもわかるように、千差万別、同じ事が起こっても、感じ方は人それぞれ、真逆に感じることだってあるのです。

まずは、自身のパーソナリティを把握した上で、冒頭にもご紹介した、健全なパーソナリティはどうすれば手に入れられるかを考えた方が懸命かもしれませんね。

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