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偽の合意効果

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人は自分のことを普通だと思いがちです。また、自分にとって都合のいい意見を取り入れてしまいがちです。自分では客観的、公平でありまともな考えだと思っていても、意外とそうでもないことはよくあります。知らず知らずのうちに自分中心の考えになっているんですね。

今回はそんな心理に関係する、偽の合意効果についてご紹介します。

偽の合意効果

偽の合意効果は、人が自分の考えを、他のみんなと同じであると考えてしまうというものです。データをとったわけではないのに、ほとんどの人はそうだろうと都合のいい推測をしてしまうのです。

自分がこのテレビ番組をおもしろくないと思えば、きっとみんなもおもしろくないと感じているだろう、おもしろいと感じるのは騙されている人間だなどと思ってしまいます。信念や感覚は人によって微妙に異なるもので、本人もそれをわかっているはずなのですが、上記のように根拠もなく自分が多数派だと考えてしまいます。

不思議なものですね。もしかしたら自分はまともで社会の一員であると思いたい心理が無意識に働いているのかもしれませんね。仲間がいると安心ですから。逆に自分と違う考えの人ばかりだと知ると、孤独を感じてしまうことでしょう。

偽の合意効果は根拠のない都合のいい集団への一体感と願望から生まれているのかもしれません。

偽の合意効果は閉じた集団でも起こる

偽の合意効果は個人でだけ起こるものではありません。外に開かれていない集団でも起こることがあります。

集団で話し合って出した結論は素晴らしいもので、間違えていないと思ってしまうのです。集団で話し合ったのだからまともな結果または普通の結果になったと思っているのです。少なくとも悪いということはないだろう、この集団に参加していない人も、まともな人間ならこの結論を支持してくれるはずだと無意識に思ってしまいます。

これはエリートにありがちな思考です。エリートの自分達がきちんと話し合ったのだから間違えているはずがないと考えてしまいます。

これの恐ろしいところは無意識にそうなってしまうところです。知らず知らずのうちに危険な思想を持って話を進めていたなんてこともありえます。普通議論をすると個人よりも集団でした方がいい結果を導き出せると思ってしまいますが、必ずしもそうではありません。時には間違いを推し進めてしまうことだってあるのです。

もしも議論をする場合は、集団で安心するのではなく、外部の意見を取り入れることも大切です。内部の人間だけだと知らないうちに偏りが生じていたとしても、誰も気づくことができません。異常は異常だと気づく人間が現れて初めて異常になるのですから。

まとめ

偽の合意効果は自分の考えは一般的なものであると思い込んでしまうというものです。

これは閉じた集団でも起こり、議論の結果は他の人にも受け入れられるまともなものだろうと思い込んでしまいがちです。そうならないためにも、自分とは毛色の違う他者の意見を聞き、素直に受け入れることが大切です。

自分の意見と異なったとしても、この人はわかっていないと言わずに、この人はどうしてそんな意見を出したのだろう、自分はなぜこのように考えるのだろうと、常に自問自答する癖をつけるようにしましょうね。

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