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ホメオスタシス

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人というものはバランスがいいことを望みます。何か欠けていたらそこを埋めたくなりますし、何かが突出したらそれを平らにしたくなります。バランスの良さの心地よさは、私達も経験上感じているものでしょう。

ホメオスタシスという言葉があります。これは、元々生理学などで用いられる用語で、恒常性と訳されます。体のバランスをとろうとする身体の働きのことです。

このホメオスタシスという単語は、心理学の世界でも用いられます。

ホメオスタシスとは

心理学の世界でのホメオスタシスは、人が行動する理由付けや家族という枠組みを語る時の説明で用いられます。

ホメオスタシスがうまくいっている時は人は行動をすることはないという考えがあります。人が行動するのは、心理的なバランスが崩れたためであり、心理的バランスを保つために様々な行動をするというものです。

人はストレスを受けた時に、正常な状態を維持しようとします。ストレスから回避する行動をとったり、泣くというのも、ストレスから心を守ろうとするからだの働きであるとも言えます。

家族での枠組みにおけるホメオスタシスは、家族という集団を維持しようとする働きのことを指します。家族の一員が精神疾患、不適応の状態になるのは、この家族におけるホメオスタシスの機能が良くない働きをしているためです。

心のホメオスタシスの働きとは

ストレスを受けた時に何も行動をしないと、ストレスにさらされ続けることになり、心は壊れてしまいます。上記のような行動をすることで心の安定を図っているわけですね。

なぜかわからないけど眠りたいとか、遊びに出かけたいという欲求が強く出るというのは、ストレスから体を守ろうとするホメオスタシスの効果による欲求であると言うことができます。自分では割と大丈夫だと思っていても、実際は心も体もぼろぼろであるということもありえるわけです。

休みたいという気持ちがよく出てくる、遊びに行きたいと思うことが増えたという場合は、心のホメオスタシスがかなり働いています。
手遅れになる前にしっかりと休養をとることをおすすめします。ストレスがあまりにも増えすぎて、心のホメオスタシス機能が正常に働かなくなると、心の病へとつながります。

今まで真面目にバリバリに働いていた人がある時うつ病になって、全く働くことができなくなってしまった、感情を表に出すことができなくなってしまったということがあります。それは、今までたまりにたまったストレスがホメオスタシスの効力に勝ってしまい、体が参ってしまっていると考えられます。心や体の不調は、体が自分の身を守っている非常手段であると言えるでしょう。

そのような状態になってもさらに無理をすれば、回復できないくらい心身がだめになってしまいます。体の疲れが全くとれなくなった、精神的につらくなることが増えたという人は、病院に行き、専門の医者やカウンセラーによる治療やカウンセリングを受けてください。心のバランスを取り戻すための手助けとなることでしょう。

また、災害などあまりにもストレスが強すぎる場合もうつ病などの病気になってしまいます。短期間でかかる心理的負荷が大きすぎて、心のホメオスタシス機能が間に合っていないわけですね。このような場合も無理をせずに専門家の助言をあおぎ、自分が元気になれるように努めることをおすすめいたします。

まとめ

ホメオスタシスは恒常性といって元の状態を保とうとする機能のことです。私達の体だけでなく精神にもホメオスタシス機能はありますが、ストレスが強すぎるとホメオスタシスのバランスが崩れて精神疾患などにかかります。

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