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ブーバ・キキ効果

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人の聴覚と視覚というものは不思議なもので、うまく説明できない現象が世の中にはあふれています。錯覚などもそうですが、なぜかそうなる、そう見えるという現象がありますよね。それがまたおもしろいところで、そういった話を聞くのは好きという人も多いのではないでしょうか。

今回ご紹介するのはブーバ・キキ効果というものです。錯覚ではないのですが、人の音の認識と目の認識に関するおもしろい心理学用語です。

ブーバ・キキ効果

この画像をご覧ください。とげとげのオレンジ色の図形と、ふわふわしたよくわからない形、丸みをおびた感じの紫の図形があるのがお分かりでしょうか。

ではこの図形に名前をつけてみましょう。

一つはブーバ、もう片方をキキと名づけてください。

どちらの図形にどの名前をつけますか。二択ですが悩ましいですよね。

あまり難しく考えずに名前の響きから雰囲気で決めていただいて構いません。特にどちらが正解だとかそういったものはありません。

さて、どちらをどの名前にするか考えましたか。

それでは質問します。

オレンジ色の図形の方をキキと名づけ、紫の図形の方をブーバと名づけませんでしたか。

いかがでしょうか。98パーセントの人は、トゲトゲした図形の方にキキという名前をつけて、曲線がある図形の方に、ブーバという名前をつけたのです。あなたも当てはまったでしょうか。

なぜそのような偏りが出てしまうのか、はっきりしていません。唇の動きが影響しているのではないかという話もありますが、よくわからないようです。

不思議に思いませんか。図形に意味なんてありません。形だけが特徴的ですが、図形が動いたり、ましてや性格があるわけでもないのです。それなのに同じ図形の方に、同じ名前を選んでしまうんです。

もしかしたら、日本人の言葉のイメージから、キキという名前はとんがっているのを想像してしまうだけではと思う人もいるかもしれません。ところがこのブーバ・キキ効果、文化や国、言語は全く関係ないのです。

言語や文化が違えば常識も違います。ジェスチャーが国によって意味が変わるように、普通は文化が違えば何か違いが出てくるものです。名前という、言語の影響を受けやすいものなのですから、何かしら違いがあってよさそうなのですが、言語に関係なく同じ図形にキキ、ブーバと名づけてしまいます。

また、ブーバ・キキ効果は大人にも子どもにも現れる現象です。つまり、文化、言語、年齢を問わずに出てくるわけです。

自閉症には通用しない?

ブーバ・キキ効果は文化、言語、年齢を問わないという話をしましたが、なぜか自閉症の人には効果がないそうです。理由はわかりませんが、自閉症の人は人々が理解する暗黙のルールや比喩がわからない傾向があります。そのあたりにブーバ・キキ効果を解明するヒントがあるのかもしれませんね。

まとめ

ブーバ・キキ効果はトゲトゲの図形にキキ、丸みを帯びた図形にブーバと名づけてしまうという現象を表した心理学用語です。

これは言語や年齢などの影響を受けずに出てくるものです。ほとんどの人に当てはまるので、あなたの周りの人に質問してみてもおもしろいかもしれませんね。残りの2パーセントの人が出てくるかもしれません。

話のネタとしてはなかなかおもしろいものだと思いますよ。

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