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バーナム効果

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占いが好きな人は多いと思います。21世紀になったこの時代でも、占いは気になって毎日見てしまうという人もいますし、血液型診断が好きな人もいますよね。

また、よくツイッターで○○の人はこういう特徴があるというものがリツイートされています。リツイートの数はとても多く、数千以上になることも少なくありません。それだけみんなの関心が強いということなんですよね。こういったものを見て、確かに自分にも当てはまると思うから、ついついリツイートしてしまうということもあるのでしょう。

しかしながら、そういった診断というものは本当に正しいのでしょうか。血液型別の性格診断なんかももう何十年も昔から論争がありますが、科学的根拠はなく迷信であることが知られています。

ところがいまだに信じている人がいます。理由は、当たっているからというものです。確かに当てはまるのだから、科学的なデータがなくても正しいのではないかと言いたくなる気持ちは理解できます。

しかしそれは本当に特徴が明確に区別されて当てはまっているのでしょうか。

実は、心理学にはバーナム効果というものがあります。○○診断で当てはまっている気がすることが多いのは、このバーナム効果で説明ができるのです。

バーナム効果

誰にでも当てはまりそうなあいまいな記述を見せた時に、人は自分に当てはまるような気がしてしまいます。これをバーナム効果と言います。

心理学の実験で以下のようなものがありました。

実験の参加者に心理検査をして、その後検査に基づいた性格診断の文章を見せました。

「あなたは人に好かれたいのに自分のことを悪く言うことがある」

「あなたには生かせていない才能がある」

「自分の判断や行動が正しかったのか考えることがある」

といった項目です。

それが自分に当てはまるかどうか五段階評価で質問したところ、なんと参加者は項目に対して平均4以上をつけたそうです。

つまり、項目に対して結構当てはまると思ったわけですね。

実はこの項目は最初に行った心理検査とは何の関係もありません。適当な文章です。そして、参加者全員に同じ文章を与えたのでした。

それにも関わらず、参加者はまるで自分の性格が分析されたかのように感じ、割と当たっていると感じたのです。

巷にあふれる診断が当たっている気がするのも、バーナム効果のせいの可能性があるんですね。

バーナム効果が効果的な条件は

バーナム効果が効果を発揮する条件があります。それは、分析が前向きであり、自分のことを分析されたと思い込んでいて、分析する人に権威があるという場合です。

有名な占い師や名門の教授などから前向きなコメントをされると、それが誰にでも当てはまるような無難なものでも、聞いた側は信用してしまいます。これは経験的にもわかる気がしますね。

まとめ

バーナム効果は誰にでも当てはまる文章が、まるで自分だけに当てはまるかのように感じてしまうという現象です。

世の中の診断も、あいまいなことを書いているだけの場合がありますので注意が必要です。もっとも、血液型診断など、話のネタとして楽しむ分には問題ないと思います。

もしも何かの診断で悪いことを言われ傷つくことがあったら、それは誰にでも当てはまるようなことが書いてあるんだと思えば、少しは気が楽になるかもしれませんね。

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