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スリーパー効果

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心理学の世界では説得に関する実験が数多くなされています。人を説得する時には、信頼のある情報源かどうか、どのような話の展開をしたかということなどが影響してきます。今回はそんな説得に関するおもしろい心理学の用語をご紹介します。

今回ご紹介する心理学用語は、スリーパー効果です。スリープと聞くと眠ることをイメージする人が多いでしょうか。スリープだから眠っている時の話や、休んでいる時の話?と思うかもしれません。

一体何がスリーパーなのか、いかでご説明します。

スリーパー効果

人は説得された時、情報源の信頼度の高さによって態度を変えます。

例えば新しい薬の効果について説明された時、怪しい宗教の雑誌に載っているものだとしたら、薬の効果について信用する人は少ないでしょう。体にとってもいい薬だと言われても、情報源が怪しいと、効果がないどころか、逆に体に害悪を及ぼすものであると判断するかもしれません。

ではこれが、権威のある医学雑誌に載っていたらどうでしょうか。権威ある医学雑誌に載っている新しい薬ですとテレビで紹介されたら、何も考えずに、そんな薬ができたのか、便利になったものだと受け入れてしまうのではないでしょうか。

当たり前と言えば当たり前ですが、冒頭で述べましたように、私達は情報源の信頼度の高さによって態度を変えます。信頼度の高い情報源からの情報だと、あまり考えずに素直に受け入れてしまうことも多いです。

では情報源が信頼できないものの話を私達は受け入れることはないのでしょうか。受け入れるわけがないだろうと考えるかもしれません。

しかし実は、私達は受け入れてしまうのです、信頼できない情報源であったとしても。

信頼できない情報源の場合、最初は信頼することはありませんが、時間が経つと、なんとその話を受け入れてしまうということが起こってしまうのです。これをスリーパー効果と言います。まさに眠っていた説得の効果が、時間差でひょっこりと現れるのです。

からくりはこうです。

私達は信頼できない情報源を重要視することはありません。よって、時間が経つとその情報源のことを忘れ、気にもとめなくなります。

しかし、頭の中では元々の話については残っています。つまり、どこから情報を得たのかということを忘れ、その情報のみ頭の中に残ってしまうのです。結果的に信頼できない情報源の情報を受け入れるということをやってしまいます。これがスリーパー効果なんですね。

スリーパー効果には条件があり、情報そのものがインパクトが強いものである必要があります。

それはそうですよね、時間が経って効果が出るには頭に残っておく必要がありますから。説得の効果がじわじわと効いてくるなんておもしろいですよね。

まとめ

信頼できない情報源からの情報を、時間が経って受け入れるようになってしまう減少をスリーパー効果と言います。

スリーパー効果は情報にインパクトがあることと、情報源は信頼性が低い必要があります。信頼できない情報だと小ばかにしていたことをいつの間にか信用してしまうようになっているかもしれません。

考えてみるとちょっとしたホラーでこわいですよね。人間は何から影響を受けるのか意外とわからないものであるというお話でした。

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