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シャルパンティエ効果

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人はイメージで物事を判断することが多いです。わかりやすい例として、次のような有名な質問があります。

1kgの鉄アレイと、1kgのわたあめ、どちらが重いでしょうか。

この質問をされた時に、人は鉄アレイとわたあめをぼんやりとイメージします。そして、鉄アレイは重い物、わたあめはふわふわして軽い物であるというイメージにつながります。結果、鉄アレイの方が重いと答えます。

さて、イメージから導き出したこの答えは正しいのでしょうか。今回はそのようなイメージと人の回答に関する心理学用語であるシャルパンティエ効果についてご紹介します。

シャルパンティエ効果とは

先ほど質問した、1kgの鉄アレイと1kgのわたあめのどちらが重いのかという質問ですが、イメージから導き出した鉄アレイの方が重いという答えは間違っています。なぜなら、鉄アレイもわたあめもどちらも1kgなのですから、重さは同じはずなのです。よって、答えは鉄アレイもわたあめもどちらも同じ重さであるということになります。

しかし、鉄アレイの方が普通は重いというイメージによって、鉄アレイの方が重いだろうと直感で導き出す人がとても多いのです。

このように、イメージによって数字、単位、大きさなどに関することについて錯覚することをシャルパンティエ効果と言います。この鉄アレイとわたあめの例のような錯覚に限らず、人は様々な場面でイメージの影響を受けています。人に話をする時には、いかに相手にイメージをさせることができるかがポイントとなります。

人が陥る数字の錯覚

さて、シャルパンティエ効果は数字に関する錯覚で言われることが多いですが、数字に関する錯覚はどのようなものがあるでしょうか。

次のような錯覚があります。

例えば、ビタミン3g配合と書かれた商品と、ビタミン3000mg配合と書かれた商品はどちらが多くビタミンが含まれている気がしますか。3000mgと書かれた方が、なんとなく多いような気がしませんか。単位が変わっていて実際は同じ量だとしても、数字が大きいことで、多くビタミンが入っていると感じてしまうわけです。

他には、1000円で売られている商品に比べて、980円に売られている商品の方がだいぶ安いように思ってしまうという例があります。実際はわずかに安い程度なのにも関わらず、極端に安く感じてしまうのです。

スーパーで中途半端な値段で商品が売られているのは、客に商品を安いと錯覚させるためのテクニックなのです。きれいな数字よりも半端にした方が安く感じます。ほんの少しの差でも、桁が変わったり、先頭の位の数字が減ることで安く見えてしまいます。

このように、人は数字に関して簡単に錯覚に陥ってしまいます。

まとめ

シャルパンティエ効果とは、物の大きさ、重さ、単位などについて、イメージによって錯覚してしまう現象のことを指します。同じ重さの鉄とわたあめであっても、どちらの方が重いと質問されたら、鉄が重いイメージに引きずられて、鉄の方が重いと答えてしまうのが代表例です。

私達の身の周りは数字にあふれています。商品を安いと思って購入する時などは、本当にそれは安いのか、錯覚していないかと考えると、無駄な出費を抑えることができます。逆に人を動かしたい場合は、数字とイメージを利用するとうまくいくでしょう。

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