心理学の種類・心理学者・日常で役立つ心理学と心理テストを紹介します。

menu

メンタル心理.net

カリギュラ効果

心理アニメ

「この部屋を決して覗いてはいけません」

そう言われたのにも関わらず、部屋を覗いてしまったおじいさん。

これだけ見て何の話かわかるでしょうか。

はい、鶴の恩返しですね。とても有名な日本の昔話です。

鶴の恩返しでは、綺麗な人間の女性の姿になった鶴が恩返しをするために、おじいさんに部屋を決して覗いてはならないと言ってから、部屋にこもってしまいます。おじいさんはだめだと思いながらもついつい部屋を覗いてしまいます。

さて、おじいさんはなぜ、だめだと言われたのにも関わらず、部屋を覗いてしまったのでしょうか。それは、カリギュラ効果という言葉で説明することができるのです。

カリギュラ効果とは

カリギュラ効果とは、禁止されると、その禁止されている行為をしたくなってしまう心理のことを指します。鶴の恩返しのおじいさんは、禁止をされたことで、逆に部屋をどうしても覗きたくなってしまったわけです。

このカリギュラ効果は、とても共感できる人が多いのではないでしょうか。だめだと言われるとやりたくなると、昔から言いますよね。

カリギュラ効果については、アメリカのテレビ番組のおもしろい企画がありますので、ご紹介します。

覗かないでくださいという貼り紙とともに穴を用意します。

そして、その貼り紙を見た通行人がどのように行動するのか、隠れて観察します。

なんと結果は、100パーセントの人が、貼り紙の指示に従わずに穴を覗いたのです。

禁止されているのにも関わらず見てしまうのは、禁止されることが逆に興味を誘発していると言えるでしょう。禁止をされることで、その先に何があるのか、なぜ禁止されるのかという好奇心がわいて出てきます。禁止によって興味を抱き、出てきた好奇心に抗うことができずに、行動をしてしまうのでしょう。

また、内容によっては、背徳感やスリルを味わいたくて禁止されていることを破りたくなるというケースもあると思われます。

障害があると燃える!?

人は何かをする時に、ほどほどに障害があると、とてもやる気を出します。

ロミオとジュリエット効果という心理学の用語があります。これはロミオとジュリエットのように二人の恋路を邪魔される方が、かえって大恋愛になりやすいという意味の言葉ですが、カリギュラ効果もこれに近いものがあります。

障害があるからこそ、乗り越えたくなるのです。

また、ほどほどというのが大切で、アメリカの番組の例でも、簡単に穴を覗くことができるというところがポイントです。障害は貼り紙の言いつけを守らないということだけで、ほとんどの人が乗り越えることができるでしょう。これで穴が覗けないような位置にあったり、ガードマンがいたりすると、わざわざ挑戦する人は少ないでしょう。

なんとかなりそうだからこそ、禁止されたものを破りたくなるのです。よってマーケティングの世界では、簡単に破れるような禁止の言葉をあえて入れることで、逆に行動を促すということをやっています。

まとめ

カリギュラ効果とは、あることについて禁止をされると、むしろその禁止を破りたくなってしまうという心理を表す言葉です。ある行動をして欲しい時に、○○して欲しいと言わずに、○○をしてはいけないということで興味を惹かせて、促すというやり方が用いられます。人の好奇心がわかりやすく現れている、おもしろい現象であると言えます。

関連記事