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ウィンザー効果

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ある本を直接おもしろいよと言われて渡されるより、その本がおもしろいらしいと他の人が話しているのを聞いた時の方が、その本を読んでみようという気になりませんか。

本でなくても構いません。何かの商品でもいいですし、物でなくても人についてでもいいです。何でも構いませんので、その物や人について、直接の評価を聞いた場合と、間接的に評価を聞いた場合とでは、印象が大きく変わってくるのです。

心理学の用語でウィンザー効果というものがあります。これはまさに今書いたような内容が関係してくる言葉です。

今回はこのウィンザー効果についてご紹介します。

ウィンザー効果とは

第三者を通して聞いた噂の方が、直接話を聞くよりも、影響が大きく出ることをウィンザー効果と言います。別名クチコミ効果とも呼ばれ、マーケティングの世界ではよく知られている言葉です。

直接その商品をアピールされるよりも、他人がその商品について話しているのを聞く方が、その商品について興味がわきやすいのです。これは、間接的に話を聞くことによって、その商品が他の人にも広まっているのではないかと無意識に考えることから、その商品に対する重要性が増すためという説明がよくされています。

直接的に話を聞くと、その二人だけの話になりますが、間接的に聞くことで、みんなが興味を持っているような気になるわけですね。

企業はこのウィンザー効果を利用してうまく商品をアピールしています。

少し前にインターネットでステマという言葉が流行りました。芸能人などに商品のアピールを頼んで、あたかも自然にその商品を用いて偶然宣伝のようになったと見せかけつつ、商品の宣伝をすることです。こっそり宣伝とでも言えばいいでしょうか。

芸能人が宣伝することによって、もちろんその芸能人のファンは商品にいい印象を抱くでしょうし、それだけでなく、偶然そういった場面や記事を見かけた人がウィンザー効果によって、その商品がいいのかと思うようになります。

直接これがいいんですと営業されるよりも、買おうという気になるんですね。

また、直接アピールされるという状況は受身になりやすいですが、第三者の情報をたまたま手に入れた状況はある意味能動的であり、自分の意思で行動している中で入ってきた情報のため、頭に残りやすいということもあるでしょう。意図的でないとはいえその商品の情報を自分で手に入れたようなもののため、自分の中での重要性が増したものと思われます。

対人関係でのウィンザー効果

ウィンザー効果は商品の売買だけでなく対人関係にも応用が利きます。

例えば恋愛での片思いで、好きな人に自分のことをアピールする時には、自分で直接話すことももちろん大切ですが、それだけでなく、自分のいい評判を相手が耳にするという状況を作るといいでしょう。周りの人がいいことを言っていれば自然と気になりますし、そんな人からアプローチされたら嬉しい気持ちになります。情報があることで安心感もあるでしょう。

協力してくれる人がいれば、これほど効果的なことはないでしょう。

まとめ

直接その物や人について話されるより、第三者から情報を得た方が影響力が強いということをウィンザー効果と言います。何かをアピールしたい時は直接アピールする必要はない、むしろ直接しない方が効果的なことがあるというお話でした。

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