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アンダーマイニング効果

心理アニメ

世の中の保護者は、自分の子どもが勉強やスポーツ、芸術活動にやる気を出して取り組んで欲しいと考えるものです。しかし子どもは遊びたいお年頃、なかなか勉学に勤しむことは難しいです。子どもがそれなりに頑張っていたとしても、大人の目線ではまだまだと言いたくなり、不満を抱くこともあるでしょう。

こういった時にあなたならどうやってやる気を上げるでしょうか。てっとり早いからからと、テストでいい点を取ったらお金をあげるというような手段をとっていないでしょうか。こういった手段は全く効果がないわけではないでしょうが、実は危険な落とし穴があるのです。

今回はそんな人のやる気に関する心理学の用語のお話です。

アンダーマイニング効果

心理学の用語に、アンダーマイニング効果というものがあります。これはもともとやる気があったことに対して、報酬など外的要因でやる気を高めさせようとすると、かえって、やる気が低下してしまうというものです。

理科の実験に興味を持った子どもだとか、野球が好きでクラブ活動をしていた子、なんとなく楽器に興味を持った子、こんな子ども達に、もっとやる気を出して欲しいと考えて頑張ったらお小遣いをあげると言ったとします。

大人目線だったら、ごほうびがあるのだからさらにやる気を出すに違いないと思いますが、なんと逆に興味を失っていくのです。

元々は理科だったり野球だったり楽器だったりとそれそのものに興味があってやっていたのに、いつの間にか報酬をもらえるから頑張るというように意識が変わってしまいます。

そうなってしまうと、報酬がもらえなくなったり、得にならないと思ったら何もしなくなるのです。ご褒美をあげればいいというわけではないんですね。

やる気の出させ方のコツ

成果に対して報酬を与えることはプロフェッショナルの意識が高まりますし、一見合理的です。

しかし、好きなことが仕事になるとつまらなくなるというようなことがあるように、せっかくの内的なやる気を削ぐ原因にもなってしまいます。

子どものやる気を出させたいと思ったら、安易に物で釣るのではなく、その子の素直な気持ちが育むような声かけをしてあげてください。

例えば理科の実験に興味を持っているのなら、より興味を抱くように博物館に連れて行く、おもしろい理科のエピソードを話してあげるなど、理科って本当におもしろいんだという気持ちが強くなるような手助けをしてあげましょう。

自分で好きな時に理科に触れることができる環境を与えることにもなり、これは学校の宿題など義務的な作業以外で、自発的に理科に触れることができるようになっています。

報酬や義務が関係ない時にそのことをするということは、その道の理解を深めるためには大切なことです。

アメがいいとは限らない

アンダーマイニング効果とは、報酬など外的にやる気を出させる要因が出てくることによって、それを目的に行動をするようになり、結果的にやる気が減少してしまう現象です。アメや優しさがいいとは限らないというわかりやすい例ですね。

もしも自分の子どもや知り合いのやる気を伸ばしたいなら、報酬に関わらず本人がやりたいと思えるような環境づくりと声かけを意識するようにしましょう。決して自分で支配して育てるなどと思わないことが大切なんですね。

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