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性格の成分・・・宮崎音弥

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このサイトをご覧になっている方の中には、自分を好きになれない、自分の性格を変えたいなどの悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。

又、私たちが生活してきた過程で、「あなたはお父さんに似て頑固」や、「その性格おばあちゃんそっくり」など、血のつながりでその性格が決まってしまうような親族からの言葉など、自分の性格は自分の力では変えられないと思い込んでしまう環境が見事に整っています。

そんな「自分を変えたい」と思っている方に朗報です。今回は、性格が変えられると唱えた心理学者、宮崎音弥さんをご紹介します。性格はどんな成分でできているのか、性格は変えられるのかについて、宮崎さんの見解から、性格の要素が見えてきます。

【宮崎音弥】

1908年~2005年、日本の心理学者・精神医学者。心理学および精神医学をわかりやすく紹介した、心理学を広めた草分け的存在であり、著書を読んで心理学を学び始めた人も多くいました。
性格は何でできている?

物心ついたときには、もうこんな感じの自分だったし、「性格」につい深く考える事はあまりありません。しかし思春期を迎え大人になり、何かに挫折したり自分に自信がなくなった時「なんでこんなにそそっかしい性格なんだろう」「どうしてこんなに暗い性格なんだろう」と自分の内面に興味が出てきます。では「こんな性格」にはいつからなったのでしょうか。

宮崎さんは、人間の性格について、「同心円構造」を唱え、性格とは、4層構造の成分の集合体でできていると考えました。その4要素の内容とは

①気質・・・遺伝や体質と結びついた、もって生まれた性質の事。人と人の間に壁を作る「孤立型」、壁を作らない「融和型」、そして賢くもしつこい「粘着型」に別れると分析しています。

②気性(狭義の性格)・・・幼少期の育った環境で作られ、大人になってもほぼ変化しません。自信満々の「強気」、強気だが流されやすい「勝気」、神経質な「弱気」にこちらも別れると分析しています。

③社会的性格・・・後天的に社会的・文化的な影響を受けて作られ、集団的人間、個人主義的人間、協力的人間の3パターンに漠然と別れると分析しています。

④役割性格・・・社会的・職業的に形成され、自分の与えられた立場(母親・父親、教師、役職など)を全うしようとする性格です。
最後に

結局のところ、性格は変えられるのか・・・。

同心円構造の外側に向かうほど、後天的に作られたもので、変える事ができると説いています。ですので、今の性格を変えられるかどうかは、半分は本当です。気質・気性についてはなかなか変えるのが難しくいのですが、残りの2つは生活習慣や立場を変えれば自ずと変わってきます。

又、性格については数多くの心理学者が様々な説を唱えており、いずれにしても、性格は全く変わらないという見解はしていません。

誰でも様々な特質をもっているが、各特質が強いか弱いかで、総合的に性格が決まると説く学者もいれば、今まで下してきた決断で性格が決まっていて、性格を変えるにはあえて今までとは違った決断を繰り返すことで変える事ができると説く学者もいます。

もし、自分の性格を変えたいと望むなら、今の自分の傾向をつかむことが優先です。今自分がどうしたいと思うのか、はっきり自覚し、その上で別の選択肢が無いか周りを見渡した時に初めて、自分を変える準備完了です。

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