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自分の気持ちが周りに流されてしまう!?

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自分の嬉しい気持ちや悲しい気持ち、そういった気持ちは他人に左右されると思いますか。

例えば自分が泣いてしまった時、それは嬉しいものなのか悲しいものなのかということが周りの人間によって左右されてしまうとしたら、あなたはどう思うでしょうか。

今回はそんな感情の揺れ動きについてのお話です。
情動は他人の影響を受ける?

心理学では短時間での気持ちを情動と言います。

これは、その場での感情、気持ちだと思ってください。

さて、この気持ちですが、実は他人の影響を強く受ける場合があるのです。

このままではピンとこないと思いますので、とある実験をご紹介します。

ある参加者に興奮するような薬を投与しました。

この参加者は薬によって軽い興奮状態になりますが、体としてはなぜ自分が興奮しているのかよくわかっていない状態なわけです。

この状態で参加者の周りに怒っている人を用意してあげます。

するとこの参加者は今自分は怒っていると勘違いしてしまうのです。

参加者の周りに悲しんでいる人を用意した場合は、参加者は自分は悲しい気持ちであると思い込みました。

つまり、周りの人間が怒っていると怒っているような気分になり、悲しんでいると悲しんでいるかのような気分になったのでした。

薬によって強引に興奮状態に陥った参加者の脳みそは、その興奮の原因をわかっていません。

その状態で周りに怒っている人や悲しんでいる人がいると、その興奮は怒りまたは悲しみに違いないと錯覚してしまい、本当に自分が怒りや悲しみを感じてしまうようになるのです。

このことから、自分の怒りや悲しみといった感情は自分の中から出るとは限らず、他人の影響を受けて生じる、自覚するという可能性があることがわかります。

自分が怒るから怒る、悲しいから悲しむと思いがちですが、こんなケースがあるとは驚いた方もいるのではないでしょうか。

自分の感情を落ち着いて見つめてみる

自分の感情に素直であることも時には必要ですが、もしもあなたが感情的になってしまった場面に遭遇したら、その感情は妥当なものであるか考える意識を持ってください。

もしかしたら自分の怒りや悲しみなどの感情は、他人の影響を受けて、なんとなくそんな気分になっているだけかもしれません。

後から振り返ってみると、なぜ怒っていたのかなぜ悲しんでいたのか自分でもわからないということもあります。

それは自分の精神が不安定な時に他人の影響を受けてしまっているのかもしれません。

感情的になった時も一歩引いて、自分を見つめようとする姿勢が大切です。

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