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役割が人を作ってしまう

心理アニメ

あの人にあの役職は重すぎる、あの人にあの役割はまるであわないだとか自分にはこれは向いていないなという話をしたことはあるでしょうか。

人には向き不向き、能力があり、役職、役割がその人とあっていないという世間話や自分への悩みなどです。

とはいえ、役割が人を作っていくという話もあります。

そのような役割をこなすことで人が成長し、できるようになるという意味合いで用いられます。

また、性格的に不向きであったとしても、役割が人の性格まで変えてしまうこともあるんです。

性格が変わることで段々とその役割に人が合うようになることがあるのです。

そんなことってあるの?と思う人もいるかもしれません。

そのような疑問にぴったりの心理学の実験があるのでご紹介します。
スタンフォード監獄実験

心身が健康である学生を集めて、ある心理学の実験が行われました。

その実験はスタンフォード監獄実験と言います。

この実験では、学生を看守役と囚人役にわけて、本物の刑務所のように振舞うようにさせました。

もちろん刑務所のルールや服装など細かい指定をして、忠実に刑務所を再現したのです。

一体どうなったと思いますか。

所詮犯罪と無縁の学生がやったこと、おままごとのようにこなして終わりだと思いますか?

この実験の結果は恐ろしいものになりました。

スタンフォード監獄実験の結果

スタンフォード監獄実験の結果、看守役の学生はより看守らしく、囚人役の学生はより囚人らしく振舞うようになりました。

それだけなら、なんだたいしたことないなと思うかもしれません。

この看守らしく、囚人らしくというところがこわいのです。

看守役の学生は囚人のことを見下すようになりました。

また、暴力行為をするようになり、権威的な態度をとるようにもなったのです。

ただの学生が暴力を振るい、支配的になったのです。

囚人役は逆に看守におびえ、服従するようになり、精神が不安定で感情が落ち込むようになりました。

自分の安全だけを考え、中には脱走する人までいました。

この実験はあまりにも恐ろしい結果に、中止せざるをえませんでした。

役割が人を作ることが明らかに

この実験は倫理的に許されるものではなく、現在行うことは不可能です。

しかし、この結果から、役割が人の性格や行動を変えてしまうことが明らかになりました。

普通の人間が支配的な役割を与えられただけで支配的で暴力的な人間になるのです。

服従する役割を与えられると、支配者に従い、精神が不安定になってしまうのです。

役割の恐ろしさというものがよくわかるエピソードでした。

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