31Mar

ニュースを見ていると、いろんな犯罪の報道がされていますよね。
覚せい剤や賭博、誘拐、殺人などいろんな犯罪が現実に起こっています。
人がなぜ犯罪者になるのかということについて考えたことがあるでしょうか。
心理学の世界でもそこに注目していくつかの理由づけがされています。
今回はその中から4つの理由をご紹介したいと思います。
非行の文化に染まる
非行の文化に染まったせいで人は犯罪者になるという考え方です。
まじめなことは損なことであり、犯罪をするのが当たり前であるという考えに染まった人間が犯罪者になるというものです。
そのような文化に触れることで自分自身の考えも染まってしまい、やがて本当に犯罪をするようになります。
現実逃避で犯罪者になる人も、これに近いものがあります。
悪いことだとわかっていても、そのかっこよさや快楽に溺れ、犯罪者へとなるわけです。
模倣
犯罪の多い地域は犯罪の模倣がされやすくるなるという意見があります。
また、仲間が犯罪者になるのを見て、自分もやってみようと思って犯罪に手を染めるケースも少なくありません。
身近な存在の影響で犯罪者になるわけですね。
特に、若い人、幼い子は周りの人間の影響を強く受けることでしょう。
レッテルのアイデンティティ化
周囲からあの人は悪い人に違いないだめなやつに違いないというレッテルが犯罪者を生むケースです。
悪い人だと思われている自分を本当のものにしようと無意識に考え、犯罪に手を染めるわけです。
ある意味、周囲の期待に応えていると言えます。
なんだか寂しい哀しい犯罪者ですね。
差別、偏見、不当な扱いへの不満
差別や偏見が犯罪者を生むこともあります。
人から差別の目で見られることで不当な扱いを受け、その不満を犯罪としてぶつけたり、犯罪せざるをえない状況になっていたりします。
社会への信頼を見失ったことからルールを破るようになるわけです。
また、差別以外の不当な扱いも人を犯罪へと誘います。
家族や知人からの不当な扱い、虐待などが不満や怒りなどを呼び、人を犯罪者へと仕立て上げるケースです。
まとめ
人が犯罪者になるには様々な理由があります。
ここで書かれていること以外にも、その理由はあると思います。
犯罪者にならないためには強い意志を持つことが大切です。
犯罪は良くないことであり、してはいけないのだという気持ちが大切です。
している人がたくさんいても、決して許されるものではないのです。
もしも犯罪に手を染めている人がこの記事を読んでいたら、絶対にやめましょうね。
人はいつでも立ち直ることができるのですから。