30Mar

よく、ダメな男にばかり引っかかる女性があります。
彼女らは総じて優しく、魅力的で、もっといい男性の方が釣り合いそうに見えます。
しかも、中には男性から暴力を振るわれても別れずにずっと付き合っているという女性もいます。
彼女達の心理を表す言葉として、共依存いうものがあります。
共依存とは
共依存とは、お互いが依存しあった関係のことです。
この共依存の関係はあまりほめられたものではありません。
よくあるのが先に例に挙げた、暴力的な男性とそれに耐える女性の図です。
DVという言葉があります。
家庭内暴力のことで、女性が暴力を振るわれるケースが多いです。
この状態でもなかなか夫と離婚しない女性がいます。
共依存でよくあるケースの場合、男性は暴力などを振るって女性を傷つけます。
社会や仕事への不満などを女性にぶつけるわけです。
この男性の行為はある種のあまえだと言うことができます。
男性は女性にあまえて暴力という形で気持ちを落ち着かせようとするわけです。
逆に女性はその暴力を受け止めてどうにかしようとします。
相手には自分しかいない、自分が相手を支えないといけないと考えます。
また、なんだかんだ必要とされているその状況にいたいという意識が働くこともあります。
外から見ると明らかに良くない関係ですが、二人はその関係を続けることでお互い依存しあい、精神を保っているわけですね。
共依存者の特徴
上のケースでの女性の立場を共依存者と言います。
この共依存者はどんな人がなるのでしょうか。
多くは自信がない人がなります。
他には視野が狭く、現実をよく見ることができていないことが多いです。
また、そのような状態になるだけあって、元々依存しやすい体質の人がなってしまいます。
優しさに惑わされることも
DVの場合、離婚できない要因として、相手の優しいところにすがってしまうということもあります。
暴力ばかりの人がふと優しいところを見せると、された側は、相手は本当は優しいんだ、耐えれば幸せになれるんだなどと考えてしまいます。
また、相手は優しいところもあるのだから、やっぱり自分が悪いんだなどと考える人もいることでしょう。
そういった優しさを見せられると人は期待をしてしまいます。
もしかしたらと思ってしまいます。
現実は厳しいもので、そのかすかな期待はむくわれずに、不幸になることが多いです。
もしも一瞬でも、相手はおかしいのではないかと思ったら、誰かに相談をすることが大切です。
自分では気づかないうちに冷静さを失い、共依存のサイクルにのみこまれているかもしれませんから。