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もったいないの精神が判断をにぶらせる?

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物を大切にすることはとても大事です。

物をすぐ捨てる人もいますが、使えるものは長く使いたいですよね。

いわゆるもったいないの精神です。

また、お金に関しても、無駄な使い方はしたくありませんよね。

誰だってそうだと思います。

さて、このもったいない、損したくないという精神ですが、今書きましたようにとても立派なものなのですが、時に人の判断をにぶらせるのです。

一体どういうことなのでしょうか。
やめるべきか続けるべきかサンクコスト

もしもあなたが、スマホのゲームの課金をしたとしましょう。

あなたは、魅力を感じる新しいアイテムがあり、3万円を課金してガチャをしました。

しかし、それでもあなたは目当てのアイテムを手に入れることができませんでした。

そんな時あなたは、その目当てのアイテムはなかなか当たらないという他のユーザーの声を多数耳にします。

中には数万円以上使ったユーザーもいました。

今回あなたが用意できるお金は後2万円です。

さて、あなたはこの後2万円課金しますか。

では、もう一つの話をしましょう。

同じくあなたはスマホのゲームで魅力を感じる新しいアイテムがあります。

ところが課金をする前に他のユーザー数名から、そのアイテムは数万円使ってもなかなか当たらなかったということを耳にします。

さて、あなたはこのアイテムのために課金をしますか。

このエピソードですが、最初の時は課金しようという気持ちになったけれども、後のエピソードでは課金しないと判断した人が多いのではないでしょうか。

冷静に考えると、どちらもそこからの状況は同じです。後者のエピソードで当たる確率が低いならと思って課金をしないと判断するのなら、たとえ既にお金を使っていたとしても、つまり前者のエピソードの時もやめるのが合理的です。

しかし人は損を埋め合わせようと考えて、前者ではゴーサインを出してしまうのです。

このように、以前に使った費用などが今後の判断に影響することをサンクコスト効果と言います。

この効果によって、人はもったいないの精神によって、たとえ合理的でなくても一貫性を保って行動をしようとします。

しかも心理学の実験では、今回のエピソードのような状況では、人は、前者の状況は後者の状況よりもうまくいく気がすると思ってしまう傾向にあるという結果が出ています。

今までの行動が、選択だけでなく成功するかどうかの判断にまで影響します。

つまり、もったいないの精神が、判断をにぶらせるわけです。

サンクコスト効果は大人によく見られる

このサンクコスト効果ですが、大人の方がなりやすいと言われています。

過去の行動を損にしないようにしようとする、ある種の合理的に見える思い込みが、大人を動かしているみたいです。

私達も時には、今までの行動に未練を残さず、すぱっと割り切って行動することが求められます。

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