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みんなで考えた結果だめな意見になることがある

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何かしらの議題について、意見を考えているという状況を思い浮かべてみてください。

一人で考えごとをするのと、複数で考えごとをするのでは、どちらの方がいい意見が出るでしょうか。

単純に考えたら大勢で考える方がいいに決まっています。

三人寄れば文殊の知恵なんて言葉もあります。

自分ひとりでは決して思いつかない考えが出てくるので、複数の人間で物事を考えた方が、いい意見が出ると考えられますよね。

もちろんそういった場合も多いのですが、現実は案外そうでもないこともあるのです。
集団での意見の特徴

集団で議論して出された意見の特徴として、良くも悪くも極端になるという傾向があります。

集団でまとめられた意見は一人の時の意見よりも、より冒険的な意見になりがちなのです。

このことをリスキー・シフトと言います。

ある人が勢いのある意見を言うと、他の人も無意識に負けじと勢いのある意見を言おうとしてしまいます。

また、それらの意見を聞いている人たちも気づかないうちにその勢いにのまれて、よりリスキーな方向へ意見を進めてしまうのです。

また、逆に極端に安全で動かないような意見にシフトする場合もあります。

これはリスキー・シフトに対して、コーシャス・シフトと言います。

これは先ほどと逆で、安全な意見に対して、より安全になろうとする意見を出す人が出てきて、みんなが安全が良いと思ってしまう流れにのってしまい、極端に安全で保守的な意見を作り上げてしまうわけです。

先に書いたように、このような理由から、集団での意見は個人での意見よりも極端なものになりがちです。

集団的浅慮

集団で意見をまとめた方が、かえって意見の質が落ちて浅はかな考えでまとまってしまうことを集団的浅慮と言います。

集団としての意見のまとまりを重視するとこの状態になってしまいます。

細かい疑問点があっても集団のために個人が流してしまうわけです。

また、気づかないうちに先の項目に書いたような流れができてしまい、たとえそれが危険な意見だったとしても、まるで素晴らしいものとしてみんな納得して考えをまとめてしまうといったことも起こりえます。

集団的浅慮は独裁的な中心人物がいたり、集団での人間関係が密接すぎたりすると引き起こされる傾向にあります。

まとめ

集団で討論してもいい意見になるとは限らないということは、心理学の実験でも明らかにされています。

集団での話し合いだからと安心せずに、本当にその意見でいいのか?と個人個人が常に気をつけて考えることがとても大切になります。

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