9Feb

クラシック音楽というと、「なんだか難しそうだな…」、「きちんとした身なりで聴かないといけない」、「気軽に聴く音楽ではない」、「なんか頭がいい人、意識が高い人向けの音楽に感じる」というような、とても取っつきにくい音楽に感じる方が多いと思います。
この記事は、取っつきにくいと感じる一方で、少しでもクラシック音楽を知りたい、聴いてみたいと思っている方向けに書いた記事です。
リラックスして読んでもらえると、嬉しい限りです。
クラシック音楽って、どういう歴史なの?
クラシック音楽は、ヨーロッパで発展した音楽です。ヨーロッパと言えば、イタリア、オーストリア、ドイツなどの国々が思い浮かびますよね。
音楽の生まれた時代は、古代ギリシャの時代にまでさかのぼります。古代ギリシャと言えば、かの有名なピタゴラスやプラトン、アリストテレスといった人物が生きていた時代です。彼らも、実は音楽についての記述を残したんですよ。古い時代から、音楽は存在していたんですね 🙂
人間の感覚にそのまま訴えかけることのできる音楽は、言葉は通じずとも、人と人の心を繋げることができる不思議な力を持っています。例えば、歌詞に使われている言葉の意味は分からなくても、この歌は好きということがよくありますよね 😳
この力を理解し、いち早く役立ててきたのが宗教です。よく、映画のワンシーン等で、教会の中でオルガンの音楽が奏でられていると思います。特に、キリスト教は、常に音楽と密接に結びついていました。
音楽史では最初に、グレゴリオ聖歌を取り上げます。というよりも、ほとんどの音楽史でグレゴリオ聖歌が登場します。グレゴリオ聖歌とは、ローマ・カトリック教会で使われる、単旋律で無伴奏の宗教音楽です。
単旋律とは声部が1つしかない音楽という意味で、無伴奏は楽器での伴奏がないという意味ですがが、おそらく意味が分かりにくいと思いますので、実際に聴いてみましょう 😯
youtubeのURL https://www.youtube.com/watch?v=UlnwZ4rpzA8
ああ、これが単旋律なんだな~と、なんとなく分かりましたでしょうか。いくつものメロディが重なっているのではなく、一つのメロディだけが奏でられていますよね。
グレゴリオ聖歌は、カトリック教会の標準的な聖歌として中世以来伝わってきたものです。中世は、どのような時代だったのでしょうか。
続きます。