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「あの時はブイブイ言わせてたんだよ・・」「その話、もう10回目です」の心理

心理アニメ

上司と部下、飲み会の席で見かける風景。

部長「昔はやんちゃで、何十人もの相手を一人でコテンパンにやっつけたものさ」

部下「・・・(部長、その話こないだも聞きました・・・)」

飲み会だけにとどまらず、会議や日常会話の中で、このような”武勇伝”に、どのように対応すればよいか、困ったことはありませんか?おおよそ、「自慢話を繰り返しされるとイラッとする」という方も多い中、なぜ、あえて自慢話を何度もしてしまうのでしょうか?

特に男性に多い、繰り返される、かっこよかった昔の自分の自慢話に少し寄り添ってみると、案外かわいい心理が見え隠れして、イライラも収まるかもしれません。

赤ちゃん返りと自慢話

下の兄弟が産まれた時に、頻繁にみられる「赤ちゃん返り」。これは、下の兄弟に両親を取られてしまったようで寂しくなって、自分に振り向いてもらうために泣いたり騒いだりする子供特有の行為の事を言います。

しかし「寂しい」「認めてほしい」という気持ちは、子供に限ったことではなく、大人にもあります。かと言って泣きわめくわけにはいきませんから、昔のほめられたりかっこよかった自分を「昔はよかった」と自分で自分を慰めて満たそうします。この行為を、心理学用語で「退行」と言います。

心の中で思うだけなら問題ないですが、年老いていくごとに、時代に取り残されるような寂しさも相まって、周囲へ自分の存在をアピールしようとする行為になると、「自慢する」になります。

自慢する人、される人の温度差

自慢する人は、ご満悦で意気揚々と話しているのに対し、その話を大歓迎で聞ける人が少ないのはなぜでしょう。

自慢する人にその気はなくても、「自分はすごいんだ」と見せつけられる事で、聞いている方は、羨ましような、見下されているような気になるからなのかもしれません。できることなら、この温度差を解消して、イライラせずに話を聞ける、素敵なオトナになりたいものですよね。

そんなステキな大人を目指すなら、原点に戻って、「なぜ自慢するのか」を考えてみましょう。

例えば、自分の夢や希望を叶えて、なりたい自分になっている人に、武勇伝を語る人はいません。理想と現実のギャップに、自分で自分を認められないとき、他人に認めてもらうことで満たされよる行為が「自慢」です。人に認めてもらうためには、それ相応のかっこいい自分をアピールする必要があります。そこで、自分史上1,2を争う「武勇伝」を語る事で、「自慢」は成立します。

「見下されている」と、切なる「認めてほしい」アピールの温度差が理解できれば、多少の武勇伝も、かわいらしく見えてきませんか?

最後に

「自慢する」という行為には、自分で自分を認められない分、他人に認めてもらうことで満たされたいという、切なる願いが込められています。そう考えると、人間臭く愛おしく思えてきませんか?もし、一生懸命自分の武勇伝を語る姿を見かけたら、慈しむように話を聞ける、素敵なオトナになりましょう。

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