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1ミリたりとも負けたくない!「負けず嫌い」人間の心の中

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日常で会話をしていると、中には、すべての物事に勝敗をつけたがる人がいます。

着ている服も、話している相手より高いものを、食べているものも相手より豪華なものと、数値化できない勝ち負けにもこだわります。ただこちらは昨日の徒然なることを話したいだけなのに・・・。負けず嫌いの人は、どうしても相手より少しでも優位に立っていないと気が済みません。

今対峙している相手に勝っても、又別の相手が来たらまた頑張らねばならず、ずっと勝ち続ける大変さを背負い続ける「負けず嫌い」さんの心の中は、どのようになっているのでしょうか。誰もが遭遇したことのある(もしかしてあなたもそう?)、「負けず嫌い」さんについて、少し考えてみましょう。

「目標達成」はどこへやら

人が物事を達成しようとする時、目標が高く、達成が難しければ難しいほど、奮起する材料が必要です。お金や物のご褒美などもその一つですが、「勝ちたい」「負けたくない」という気持ちがその材料になることももちろんあります。以前に同じ物事や人に負けて「悔しい」という思いも、目標を達成するバネになります。

そういう意味では、「負けず嫌い」は、大いに目標達成に必要な要素であり、メリットしかないように見えます。

「勝つ」というプラスの方向にフォーカスされた「負けず嫌い」なら問題はないのですが、その裏、「負ける」方にフォーカスされてしまうとデメリットとなり、少し心は厄介になります。

「負けた」ことに対するマイナスが自分に向けば、「自分はダメな人間だ」と自分を責めてしまいます。他人に向ければ、自分が相手にとって上にいるために、他人を見下げることに尽力し始め、結局自分の心が傷ついてしまいます。

向かう相手が違う

前章で、「目標に打ち勝つ糧としての”負けず嫌い”なら、それは向上心と言ってほしいなぁ」と、ご本人が負けず嫌いなら、少し物言いがつくかもしれません。

確かに、同じことなら、プラスイメージの方で呼びたいですが・・・残念ながら「負けず嫌い」と「向上心」は、異なります。

その違いは、「勝ちたい」と思う相手が違います。負けず嫌いは”相手”に向かい、向上心は”自分”に向かいます。

では、なぜ負けず嫌いの人は、自分に向かわないのか・・・。それは、自分に向かう人は、発生した事象に対し、自分に問いかけて答えを出せるだけの「軸」を持っています。前回の自分と比較して、自分の成長具合を天秤にかけて、どうすれば更なる高みを目指せるかを導き出すだけの芯があります。一方、その「軸」を持ち合わせていない場合、他者と比較して勝ち続けることで、仮想の芯を作っています。すなわちそれは「自分に自信がない」・・・という事になります。
最後に

日常生活では、しばしば「目標と手段が入れ替わっている」事があります。何かを成し遂げる為に「負けず嫌いが」あり、勝ち続ける事で目標を達成することが理想ですが、間違えた負けず嫌いは、勝つために他者を下に見て自分がバーチャル勝者になる事に目標がすり替わってしまいます。

もしこれを読んでくださったご自身がそちらに傾きそうなら、少し状況を見直してみましょう。負けず嫌いが向上心に変わったとき、目標達成までのスピードが格段に速くなるはずですから。

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