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離婚の心理学と摂食障害の症状・原因・治療について

「出戻り」という言葉も今は昔。最近は、お互いの将来を願ってパーティーまで開くという「離婚」について、今回は取り上げます。

結婚するときは、一生添い遂げる事を誓った二人が、「顔も見たくない」「同じ空気も吸いたくない」となるまでには、どのような心理的変化があるのでしょうか。

一度は好きになった人を嫌いになる、ひどい時は憎んでしまう・・・それはやっぱり辛く、できれば避けたい事態です。心の中ではどこがどうなってそう思うのか、どうにか止める手立てはないのか、心理学的に考えていきたいと思います。

なぜ別れたいと思うのかの理由

離婚理由の圧倒的多数を誇るのはやはり、芸能人の離婚会見などでもよく聞く「価値観の相違」や「性格の不一致」と言われるものです。しかしながら、同じ人間でもなければ兄弟姉妹でもないわけですから、結婚した時から価値観も性格も違ったはずです。

ではなぜ「別れたい」と思うまでになったのでしょうか。

それはおそらく「違った」部分を「修正して」欲しかったのに、なされなかった為、願うのを「諦めた」事にあるのではないでしょうか。

「諦める」ことは、心理学的には”怒り”に属します。”怒り”とは、「○○してほしいのになされない」事に対して発生する感情です。

離婚は回避できるのか

前項で、「別れたい」=「諦め」=「怒り」で、欲したことが与えられなかったことに対するネガティブな感情が原因であるというお話をしました。

ではこれを修正することはできるのでしょうか。

カウンセリングでは「欲しかった○○」を見つけ、それが本当に相手によって与えられなかったのか、というアプローチから、解決を図ります。相手は与えようと努力したが、受け取れる状況に本人がなかったという事は無いのかという事です。

例えば「君が必要だ」と言われても、自分の事が大嫌いなら、その言葉は懐疑的に受け取ります。

「怒り」は視野を狭めます。自分はこんなに頑張っているのに、ちっとも○○してくれない・・・と思うのをいったん脇に置いて、相手が自分に与えてくれたことを、今一度冷静になって考えてみる必要があります。

心理学者による、離婚をする夫婦としない夫婦の違いは、夫婦生活を長く続けることを最終目標に日々生活しているかどうかで、離婚の有無が大きく分かれると説いています。幾度か出てきているフレーズですが、夫婦は元は他人です。違って当たり前ですから、夫婦関係を長続きさせる為の努力はお互いに必要です。その部分を認識しているか否かが重要のようです。

離婚をすることで、一番ダメージが大きいのは子供です。

家で険悪なオーラがずっと漂っていてケンカの絶えない両親の元では、子供の立場が一番つらく悲しいはずですから、できるだけ離婚という結末は避けたいですよね。そのためにも、普段から相手と自分を大切にすれば、自ずと離婚から遠ざかった夫婦となれるはずです。

摂食障害(Eating disorder:ED)とは

拒食、過食、異食などの異常な食事の摂取をしてしまう精神疾患のことです。

中枢性摂食異常症とも呼称されます。

筋萎縮性側索硬化症、パーキンソン病などが含まれる難治性疾患克服研究事業の対象に精神疾患で唯一指定されている難病であり、極めて治療が困難であるとされています。

摂食障害の症状

拒食、過食、異食などに加え過食嘔吐やチューイング(chewing)と呼ばれる食物を口に入れて咀嚼し吐き出すことを繰り返すこともあります。

これらの摂食障害の症状は自律神経の乱れや基礎代謝の低下、情緒不安定、抑うつ状態、不安感、不眠、判断力の低下、顔や唾液腺の腫れ、口内炎の誘発、齲蝕(歯の欠損)、胃炎、月経の停止を引き起こし、拒食症状の出ている摂食障害の人に至っては最悪の場合命を落としかねません。

また自傷行為やアルコールの過剰摂取、下剤などの薬物乱用、爪噛み、抜け毛などの行為や境界性パーソナリティ障害、自己愛性パーソナリティ障害などのパーソナリティ障害、うつ病、クレプトマニアを併発している場合も多く見られます。

しかし本人は異常であるとも危険であるとも自覚していないことがほとんどです。

摂食障害を引き起こす原因

原因はコンプレックスやストレスであるとされています。

摂食障害を発症する多くは10代の女性であることから思春期特有の不安が大きく影響していると見られ、過度なダイエットによる自律神経の乱れがきっかけでの発症が多いことからもそれが頷けます。

また家庭環境も関係があると言われており殊に母親との親子関係や両親の夫婦関係に不和があると発症リスクが高まるとされています。

あるいは低血糖症が原因となっている場合もあります。

低血糖症の人は糖分を摂取すると血糖値が急激に上昇してしまいます。したがって脳は血糖値を下げるためにインスリンを分泌します。そのインスリンが過剰に分泌されてしまうため、今度は血糖値が急激に低下してしまい目の前のものを食べずにはいられなくなってしまう過食状態に陥ってしまうのだそうです。

摂食障害の治療

明確な治療法は確立されていませんが、認知行動療法や対人関係療法、家族療法、行動制限療法、芸術療法、再養育療法、集団精神療法などの様々な精神療法が治療法として活用されます。

向精神薬や抗うつ剤を使用した薬物療法がとられることもありますが摂食障害の根底にあるストレスやコンプレックスを払拭できなければ根本的な解決にはならないので、あくまで対症的なものにすぎません。

摂食障害のまとめ

摂食障害とは拒食、過食、異食、過食嘔吐やチューイングなどの異常な食事の摂取をしてしまう精神疾患のことです。

様々な合併症を発生しやすく、最悪の場合死に至る可能性もあります。

原因はコンプレックスやストレス、あるいは低血糖症であるとされており、思春期特有の不安や家庭の不和が強く影響しているようです。

また過度なダイエットがきっかけで発症する例が非常に多く見られます。

明確な治療法もいまだ確立されておりません。

摂食障害は精神疾患で唯一難病指定されており、極めて治療が困難であるとされています。

発症者一人一人に合わせた精神療法や薬物療法を行いつつ、発症の原因を払拭していくことができなければ完治は難しいと言えるでしょう。

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