27Mar

自分のことを他人にどう見せるかということは日常を過ごす上でとても大切です。
自分をよく見せることができれば、自然と対人関係もスムーズなものになるでしょう。
心理学の世界では、この、自分を他人によく思ってもらおうと見せる行為を自己呈示と言います。
自己呈示をうまく活用することができれば、他人にお願いもしやすくなりますし、仲間内でのあなたの立ち位置も心地よいものになることでしょう。
この自己呈示には5つのパターンがあります。
それぞれのパターンをマスターすることができれば、より良い人間関係を築くことができるようになると思いますよ。
自己呈示の方法5
1.師範
これは自分のことを立派な人間であると見せる方法です。
スーツをびしっと着こなしたり、専門的な知識を披露したり、社会的規範となる行動をしたりするなどして、自分が立派なしっかりとした人間であるということをアピールするわけです。
自分より目下の人間に対してはしっかりとしたところを見せることで、尊敬を勝ち取ることもできるでしょう。
2.威嚇
攻撃的な態度をとる自己呈示です。
自分は力があるぞとアピールするわけです。
自分が危険な存在であるとあえて前面に出すことで、相手に自分の力を見せ付けます。
3.哀惜
同情を誘う自己呈示です。
自分は不幸な状況であるとか、大変なんだというアピールをすることで相手に大変だなと思わせるわけです。
大変だから手伝ってあげようと相手に思わせる自己呈示ですね。
4.取り入り
これは、他人の機嫌をとる自己呈示です。
相手に好意を得られるような行為をすることで、自分の存在をアピールするわけですね。
5.自己宣伝
自己アピールをする自己呈示です。
これは面接などで見られる自己アピールのイメージでいいと思います。
自分の長所をアピールすることによって、相手を納得させるわけですね。
このように自己呈示のパターンは5つあり、それぞれをうまく使い分ける必要があります。
何が適切かは自分で判断する必要があります。
まとめ
自分をより良く見せて他人にいい印象を与えようとする自己呈示には5つのパターンがあります。
それは、師範、威嚇、哀惜、取り入り、自己宣伝です。
これら5つのパターンを状況と相手によってうまく使い分けることで自分をより良く見せます。
なんだか学校や職場で自分は下に見られることが多い、うまく自分のことをアピールできないという人がいたら、この自己呈示のパターンを参考にしつつ、自分をアピールするコミュニケーションをとってみるといいでしょう。