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我慢の上に成り立つ関係は、長くは持ちません

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夫婦であれ友人であれ、違った環境で育ってきた他人同士が顔を突き合わせるのですから、意見や考えの食い違いは当然のことながらおこります。しかしながら、衝突=ケンカ=嫌われると思うと怖くなって、自分さえ我慢すればもめ事はおこらないと、自分の考えや意見ををぐっと飲みこんでしまう人がいます。

今回は、円滑な人間関係を「我慢」で作り上げてしまう、その原因ついてお話したいと思います。

平和主義

心理学で言う「平和主義」とは、自分が我慢することで周囲との衝突を避けようとする思考パターンを言います。いつも人の顔色を窺って衝突を回避しようとするため、そのうち自分の気持ちがわからなくなってきます。このように争いを避けて通るため周りを気にしすぎて、身動きが取れず、又思った感情をうちにしまってしまうのですが、しまった感情がなくなるわけではないため、周りを責めない分、自分を責めて苦しくなります。

このような考えになってしまう原因は、幼い頃に見た両親のケンカにある場合が多いとされています。

大好きな両親が頻繁にケンカしている様子を見せつけられ、時にはそのイライラの火の粉が自分にまで飛んできて、こんなに辛い思いをするのはごめんだと、人との衝突を避けるようになります。

しかし、大人になって夫婦のケンカについて改めて考えてみると、仕事ばかりで家に帰ってこない父と、その間ただ家族を守るために自分の事は後回しにせざるを得ない母にとって、唯一のコミュニケーションがケンカだった可能性は高いですよね。

それが証拠に、毎日父の愚痴を言い続けてケンカをしていても、現在も離婚せずに愚痴をこぼし続けているところを見ると、愚痴られる方はたまったものではありませんが、「大人の事情」と解釈すれば納得がいきます。

思いの解放が必要です

では、常時我慢することが当たり前になってしまった平和主義者は、どうすれば楽になるのでしょうか。

いつも辛抱している人は、我慢するたびに辛くなります。どうせ同じ努力をするなら、我慢よりも伝える努力をするほうが、心が解放できます。

我慢をやめるという事は、わがままになる、という事はではなく、自分の気持ちを飲み込む「クセ」を失くして、自分が今したい事と、思っていることをちゃんと認識し伝える訓練をすることです。

そして、相手にとって、あなたの我慢は、決して望むことではなく悲しむことなのだと知る必要があります。
最後に

「嫌われたくない」という思いは、人間の三大欲求のひとつであり、恥ずべきことではありません。しかしそもそも、人は相手をそうそう簡単に嫌いになるものではありません。

ちゃんと思いを伝えて、時には衝突したほうが、関係性が確実に深まります。恐れず、すこしずつ、自分の感情を伝えていきましょう。

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