30Mar

心理学では、恋愛関係を深める3つの段階が提唱されています。
その理論の名前はSVR理論と言います。
日常ではほとんど耳にしない言葉ですよね。
きっと初めて聞いたという人も多いと思います。
今回はこのSVR理論についてご紹介します。
今恋人がいるけれどうまくいっていない、長く付き合っているけれども結婚に結びついていないという人はぜひとも参考ににしてみてください。
S段階
SVR理論は3つの段階に分かれています。
そして、各段階ごとに異性に求めるものも異なります。
一つ目の段階はS段階です。
これは刺激を意味するstimulusという単語からきています。
この段階では異性に刺激を求めています。
主に付き合い始めるくらいまでの段階を指します。
刺激を求めているために、相手の容姿、運動神経、声などわかりやすい魅力を重視する傾向にあります。
相手にはかっこよさやかわいさ、おもしろさなどを求めているわけです。
V段階
二つ目の段階はV段階です。
これは価値を意味するvalueという単語からきています。
だいたい付き合い始めた後にこの段階になります。
この段階では仕事や人生、趣味など価値観があうかどうかが重視されます。
最初の段階では能力などで得られる刺激を求めていましたが、この段階ではより精神的なつながり安定を求めるようになっています。
R段階
そして最後の段階がR段階です。
これは役割を意味するroleという単語からきています。
結婚が現実味を帯びてくるとこの段階になります。
それまでの刺激や価値観よりも、お互いの役割について意識するようになります。
結婚で二人は長い人生を共に歩むパートナーとなるわけです。
その上で相手が自分にとってありがたい役割をとってくれるかが重要になってきます。
お互いのことを尊重しつつ、さらには補い合うような役割をできるかどうかがポイントになるわけですね。
段階によって求めるものは違う
このように、段階によって人が求めるものは変わってきます。
結婚を意識したいなら、相手が刺激的か、価値観が合うかということだけでなく、お互いの役割について話し合う必要があります。
二人でどのように生きていくのか、そのビジョンを持つことが大切なのです。
結婚で失敗したくないという人がいたならば、相手が魅力的か、価値観が合うかということはもちろん大切ではありますが、それよりも、共に一生を生きていくうえで、相手は何をしてくれるのか、自分は何ができるのか、どのように生活していくのかということを考えて話し合った上で結婚すると良いでしょう。