13Oct

心理カウンセラーはクライアントの話を受容、傾聴することが仕事ですが、クライアントが話している最中、相手のしぐさや行動、小物の使い方にも目を留めています。
行動心理学の研究において、人のしぐさや行動、小物の使い方が相手の深層心理を理解する大事なことだと言われています。
ファッションアイテムである小物もその一つ。
身近な人でこんなファッションアイテムを身に着けている人はいませんか?
アクセサリーの深層心理
最近では男性でもネックレスやブレスレット、ピアスなどおしゃれアイテムのひとつとしてつけている方が多いですね。
シルバーのごつめのアクセサリーは強そうに見えるし、金のブレスレットなどはセレブ風に見えたりしてしまいます。
アクセサリーで着飾ることで自分の自身の無い部分を補い「強い」「かっこいい」自分を演出しています。
心理学の言葉でボディイメージバウンダリーという言葉がりますが、身体の境界線という意味です。
ボディイメージに自信がない人はバウンダリー(境界線)が不安定になりアクセサリーによって自身のある自分になりたいと思います。
アクセサリーで着飾っている人は実は自分の自信がなかったり、小心者だったりします。
人の目を気にしてデリケートな内面を持つ人です。
ネクタイの深層心理
ビジネスマンといえばスーツにネクタイ。職場や営業先などでネクタイをやたらと直すしぐさをしている人はいませんか?
社会に出ると面識のない人と接する機会も増え、その分緊張する機会も増えますよね。
人は面識のない人を目の当たりにすると、自然と防御本能をとってしまいます。
その防御本能のひとつが、ネクタイを直すという動作なのです。
ネクタイを直すという動作は、人間の胸元で行われ、胸元を手で覆うことで緊張感を和らげ安心感をもつ効果があります。
もし、あなたと接している相手がネクタイを直す動作をしていたら、あなたを前にして緊張しているということなので、雑談やアイスブレイクなどをして相手をリラックスさせてあげることで、相手もあなたに信頼感を抱くでしょう。
伊達メガネの深層心理
最近流行りのファッションアイテム、伊達メガネ。芸能人やモデルの中で流行り一般人の方もつけている方が多いですよね。
筆者も休みの日はすっぴんを隠すために黒ぶち伊達メガネをかけていますし、カジュアルな服装なときは抜け感アイテムとしても使用しています。
伊達メガネをかけるという行動はお化粧などをして自分を隠すという行動と一緒で、コンプレックスを隠したいという心理があります。
また、いつもと違う自分を演じたいというときにも伊達メガネは着用されますね。
メガネはフレームの形によって、真面目そうに見えたり、ユニークに見えたり、優しい印象に見えたり…相手に与える印象が変わるアイテムです。
敏腕教師や教育ママなんかはきりっとしているフレームをかけているし、優しいおじいちゃんなんかは丸いフレームをかけているイメージがありますよね。
確かに筆者のすっぴんを隠すための伊達メガネもスッピンというコンプレックスを隠すためのものですね。
また、抜け感アイテムとしての伊達メガネもいつもと違う自分を演出するためのツールです。
身近な人で伊達メガネをつけている人がいたら、もしかしたら違う自分になりたいと思っているかもしれませんね。
最近、雑誌などを見ていると、「モテファッション」「モテヘア」「モテメイク」など、”モテる”を中心に、様々なジャンルのモノがもてはやされています。
なんてあからさまな・・・と思う反面、女性がメイクを念入りにしたり、男性が筋肉をつけたり、なぜ努力するのかを考えれば、やはり「異性の目を気にして」と言わざるを得ません。
しかしながら、モテそうな見た目に関する話題は事欠きませんが、モテる”中身”についてはあまり語られておらず、中身はそのままで「モテファッション」に力を注いだ結果、内と外のバランスが悪く、モテないという残念な状況に陥りがちです。
そこで今回は、異性にモテるのは、どんな心理の持ち主なのか、内側から迫っていきたいと思います。
モテ男の条件の心理学
男性のモテル要素とはいったいなんでしょう。
それは、イケメンでもマッチョでもなく、「自分に自信を持っている」ことです。
自分に自信がないと、外的な物事で自分の自信をつけようとするあまり、些細な事が気になり、結果「器が小さい」とみなされてしまいます。自分に自信があれば、些細な事には動じず、器の大きさへとつながります。
そしてもうひとつ、女性から見て外せないモテ要素、それは・・・承認欲求(認められたい本能的欲求)を満たしてくれるという事です。「髪を切った」「メイクを変えた」など、女性特有の小さな変化に気づいてくれれば、「承認欲求を満たしてくれるステキな人」という印象になります。
モテ女の条件の心理学
「コンパ」「婚活」など、恋愛や結婚を求める場も一般的になり、女性が自主的に参加する機会も増えてきました。
例えば、男女で食事をする際、気配り上手・盛り上げ達者・美人・いつも笑顔の4人がいた場合、どのタイプが一番男性にモテるか・・・。女性が考える”モテル女性”像は、気配り上手と考える人が多いと思いますが、意外にも男性にモテるのは、いつも笑顔の女性だそうです。
ただ座って笑ってるだけなのに?と思われがちですが、この「いつも笑顔の女性」、何がモテ要素かというと、「相手の好意を受け取るのが上手」なんですね。
人は、相手にしてあげたことを喜んで受け取ってもらう事に、とても心地良さを感じます。相手に喜んでもらおうと思って起こした行動に対し、断られるのと笑顔で受け取ってもらえるのとでは、相手への印象や好意も雲泥の差ですよね。
最後に
本当にもてたいのなら、”モテる”対象は異性であり、同性が思う”モテる”要素を目指しても意味を成しません。そういう部分では、自分で思う同性のモテる要素とは少し違ったのではないでしょうか。
もし雑誌やネットに掲載されている情報に振り回されてしまっているなら、まずは内側に目を向けて、マインド重視のモテル人を目指しましょう!