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家族について考える家族心理学と一目ぼれの心理

「自分の事を一番わかってくれるであろう家族ですので、多少のもめ事はそんなに問題ではない」と考えがちですが、テレビでは、児童虐待や家庭内暴力など、不穏なニュースが後を絶ちません。

それどころか、「家族」という閉鎖されたコミュニティーの中で、歪んだ習慣が定着していて、外に向かって声を上げにくくなっているという、家族のデメリットも往々にして存在します。

心理学の世界では、家族について研究する”家族心理学”という分野があるぐらいですから、思っている以上に奥が深い・・・。

そんな「家族」について、少し掘り下げて考えていきたいと思います。

家族心理学とは

人生を過ごす基盤であり、生活の基礎となる場所「家族」。家族心理学では、その現代家族が抱える様々な問題を解決する事を目的とした学問です。

この家族心理学という分野は、心理学としては比較的新しい分野で、それまでは、個人の心が対象であるのに対し、親子・夫婦・祖父母など、家族の相互関係を対象としていることが特徴といえます。

又、家族の中起こる問題(家庭内暴力・自殺・児童虐待・非行など)がなぜ起こるのか、更正の為の援助方法を考えるという大きな役割も担っています。

家族療法とは

血のつながりの有無は別として、誰もが所属する「家族」は、”プライベート”という名の元に、それぞれが当たり前と思っている事をわざわざ周囲に公表しない分、意外に閉鎖されたグループであると言えます。

一例をあげると、子供が不登校になった場合、子供個人に問題があるのではなく、その子供が所属する家族の在り方やルールに問題がある可能性があり、家族ごと治療が必要であると考えるのが、「家族療法」です。

閉ざされた人間関係でできた家族というシステム上、問題が発生すると、原因と結果が繰り返され、負のスパイラルが発生するケースがあります。

例えば先ほどの不登校で当てはめると、不登校の原因が親の不仲であった場合、不登校が更なる不仲を助長するという、不幸な因果関係が生まれます(これを「円環的因果関係」と呼びます)。

親の不仲を掘り下げていくと、その又両親も不仲であるなど、子供を治療するより、親の考え方を変えるほうが重要であると同時に、固定概念を覆すのに困難を極めるケースが多いようです。

優しいお母さん・たくましいお父さん・頼りになるお兄さんお姉さん・かわいい弟妹で家族は構成されるべきだと思いがちですが、理想と現実はどうやら違うようで、様々な思考や性格を持った人間の集団であり、多かれ少なかれ問題があるようです。

どの人間も、笑って過ごす権限があり、親であってもその権利を奪う資格はありません。その部分が家族によって奪われる事を防ぐために、第三者の手助けを求めることが恥ずかしくないんだという事を、まず知るところから家族への理解が深まります。

10年~20年前でしょうか。会った瞬間に電撃が走り、「この人と、きっと結婚する」という予感通りに結婚に至る事を「ビビビ婚」と呼んで、一時ブームになりました。

「この人私のタイプ・・・」という感情からの一目ぼれはよく聞きますが、「結婚まで意識する」ほどのひきつけられ方は、経験がない人にとっては、まったく想像のつかない出来事です。

という事で今回は、あっさりから刺激的まで、一目ぼれについて掘り下げてみたいと思います。

一目ぼれのメカニズム

ある実験では、人が一目ぼれするのに0.5秒あれば十分だという結果が出ているほど、瞬時に心を奪われる一目ぼれ。ではなぜ一目ぼれするのか・・・。そのメカニズムは科学的には証明されていないようですが、代表的な説をご紹介します。

理想の異性

頭の中でずっと思い描いていた理想の男性像が、急に目の前に現れれば、咄嗟に親近感が湧き、一目ぼれに至るようです。いわゆる「初めてあった気がしない」という感覚ですね。

自分の顔に特徴が似ている

自分の顔のパーツと似ている場合、やはりこちらも「初めて見た気がしない」という部分で、親近感を覚えやすいと言われています。

自分にない遺伝子を保有している

上記①②は、よくあるケースだと思われますが、たまに「全然タイプじゃないのに一目ぼれ・・」という事があります。この不思議を解き明かす要因は遺伝子にあるようです。

人は無意識下で、有能で世代の絶えない遺伝子を後世に残そうとするため、自分にない遺伝子を保有している人にひかれるという理屈のようです。ではなぜその遺伝子を持っているかを判別できる・・・、それは無意識下で感じる「匂い」でわかるそうです。

一目ぼれ夫婦は離婚しないのか

アメリカで1500組の一目ぼれで結婚したカップルを対象に調査した結果、男性は20%、女性に至っては10%以下の低離婚率である事がわかりました。離婚大国アメリカにおいてこの数字は驚異的であると言わざるを得ません。

熱しやすく冷めやすいようなイメージを持つ一目ぼれですが、この数字を見ると、やはり人間の直観力に驚かされると同時に、第一印象の大切さを思い知らされます。

男性が一目ぼれした場合、相手を手中に収めるためあの手この手努力して、やっとのことで手に入れた苦労を無駄にするのは惜しいという事で、離婚はしない夫婦が多いと分析できます。

一方、女性が一目ぼれをして男性を追いかけると、男性は「付き合ってあげる」という立場に安心し、浮気をしてしまい、女性を大切にしないことで結婚に至らないケースが多いようです。その中で結婚したカップルは相当の絆の深さである事から、離婚には至らないという理由のようです。
最後に

一目見た時から、あなたしか考えられない・・・なんてロマンチックな出会い、憧れますよね。しかしながら、その電撃的な出会いにも感度が必要ですので、いつか来るかもしれないその日のために、自分を磨いておきましょう!

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