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「だって」「でも」、気づけば言ってる言い訳ワールド

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「ありがとう」と「ごめんなさい」が言える大人になりなさい・・・親からずっと言われてきたにも関わらず、口をついて出るのは、「でも」や「だって」から始まる言い訳ばかり。

心の中は「ごめんなさい」でいっぱいで、謝る方が正しいということも理解しているのに、人はどうして言い訳をしてしまうのでしょうか。

今回は、「言い訳する心理」をテーマに、言い訳をする理由と、実は言い訳することで及ぼす悪影響について、お伝えします。

「言い訳」は、謝らないための犯人探し

本来は、「悪いことをしたから謝る」というシンプルなものですが、なぜか「謝ると負け」というプライドが芽生え、深い罪悪感が、自分を責めれば責めるほど「ごめんなさい」を封印し、その代わりに「言い訳」が出てきます。

又、「自分に価値が無い」という考え(無価値感)から、自分の非を認めると、相手に嫌われてしまうのではないかという懸念して「言い訳」が出るという人もいます。

罪悪感からでも、無価値感からでも、「ごめんなさい」を封印してはいますが、「自分を責めていること」には変わりないため、自分の中で「ごめんなさい」を抱えきれなくなったとき、”逆切れ”という行為に出たり、表面上自分が悪くなかったことにする必要があるため、他の誰かに罪を擦り付けるための犯人探しとして、”言い訳”という行為が出てきます。

又、言い訳を、自分が失敗したときの保険として使う人もいます。先に言い訳しておくことで、自分の責任を軽減する方法です。これを心理学用語では、「セルフハンディキャップ」と言います。

言い訳は自分に跳ね返る

では実際に、本来伝えられるべき、心に浮かんだ「ごめんなさい」は、言い訳をすることで、消えて無くなるのでしょうか?その答えは「NO」です。

「謝る」→「許す」→罪悪感の解放、という流れが、本来セットでついてくるはずですが、謝らなかった事で、許されない自分だけが残り、自分で自分が許せなくなります。その先には「自分を嫌いになる」という悲しい結末が待っています。

「謝罪」とは、相手に対して行うものではなく、自分を許して罪悪感を手放す行為なのです。ここで蓄積された行きどころない「ごめんなさい」は、確実に自分に跳ね返って自分を苦しめる事になります。

そして「言い訳」を繰り返すと、自分の失敗に正面から向き合うことができず、努力して得られる充実感を得る機会を失い、自分に自信をつけるチャンスを棒に振ってしまうかもしれません。そうすると・・・やはり「自分で自分を好きになれない」お決まりコースが見えてきます。

最後に

「言い訳」をテーマにお話しましたが、この”でも”や”だって”で守れるのは、プライドと保身だけのようです。

それどころか、自分で自分の首を絞めることにもなりかねない、とわかったら、今日から「言い訳」はしないほうがよさそうですね。それになにより、「かっこいい」ものではありません。

やはり、「ありがとう」と「ごめんなさい」が言える大人になりなさい・・という言葉は正しかったと改めて痛感するに至りました。

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