心理学の種類・心理学者・日常で役立つ心理学と心理テストを紹介します。

menu

メンタル心理.net

ぐるぐる回る思考の気にしすぎる心理学とご褒美が原因となる子供の心理的な病気

「気に障ったとことを言ったのか」「いや、大丈夫」「でも話しかけてくれないのは、嫌われているせいなのか」・・。

気にしすぎるタイプの人は、このようなやり取りを心の中で繰り返しています。やり取りの内容が相手にとって本当かどうかは、相手にしかわかりません。その為真偽が確かめられる事はなく、結局は感情は振り出しに戻り、ぐるぐると同じところを回り始めます。

そして、この心の中での一人会話は、たいてい良い結果は生まず、どんどんネガティブに転がって、気づけば「あの人が悪いんだ!」との断定的な思いが強くなり、それはやがて「被害妄想」となります。

そんな、「気にしすぎ」の心理学についてお話していきます。

気にしすぎる人の心の中

「気にしすぎる」状態とは、いわば、相手に嫌われていないかどうか、そして嫌われていないことを証明する証拠探しが、主な内訳です。

しかしながら実は、相手に嫌われていないかどうかが重要ではなく、自分で自分を認めるための作業だったのです。気にしすぎるタイプの人は、自分を承認できない何かが深層心理にある為このようなぐるぐる思考に陥りがちです。

では「気にしすぎる」事で、心の中でどのような事が起こっているのでしょうか・・・。本当は嫌われてない”現実”に対し、「嫌われているかも」というネガティブな”感情”が顔を出し、「あの時は笑ってくれた」「あれは偶然か」など、自分の持っている感情を次々に現実に当てはめ、正しくはまった答えが見つかるまで、ずっとその作業が続きます。おそらく、この次から次へを感情を出して当てはめる作業が、いわゆる「気にしすぎる」感情のカラクリです。

気にしすぎる事をやめる方法

過度の気にしすぎは自分を否定し続ける事にも値し、本人も辛いですよね。そこで、この「気にしすぎる」感情を解消するステップをご紹介します。

【「気にしすぎる」を客観的に考える】

気にしすぎる相手や、どの瞬間かなど、論理的に考えることで、自分の感情を整理します。

【「気にしすぎる」を気にしない】

本来、気にすることは人間にとって必要な感情です。「気にしすぎる」事を、ダメな感情だと決めつけず、「自分は気にしすぎるタイプだ」(ラベリング)、「そういう感情もあるなぁ」(リフレーミング)と考えます。

「気にしすぎる」事をやめることに固執し、余計気になってしまい、元の木阿弥です。

【「気にする」時間を意図的に区切る】

何か「気にする」事があっても、「次の駅まで」と具体的に区切って、感情をコントロールする練習をします。

【「気にしすぎる」思考をすり替える】

「気にしすぎているなぁ」と感じたら、それはそれとして、明日の休みは何をしよう?など、別の事に気をそらせるようにします。

【効率的な「気にしすぎ」だけを選ぶ】

自分の目標に有効な、計画や手段の再考などに、気にしすぎるようにします。できなかった自分を責めることは無意味だと切り捨てることも必要です。

人は、自分がどのような感情を抱くか、誰に支配される筋合いもなく、自由に選択できます。それならば自分が傷つく感情を選ぶのではなく、「大丈夫」と次のやる気につながる感情を、持ちたいものですよね。

子供に何かさせようとする時、または子供がやっていることに対して子供のやる気を出させるために、ごほうびをあげるという光景は、日本の中でよくあると思います。

労働に対する報酬を用意するわけですから、この方法はとても自然であるといえば自然と言えなくもありません。

ところが、このようにごほうびを与えることが、子供のやる気をなくさせる原因になる危険性があるとしたら、どうしますか?

実はごほうびを与えることは、マイナスにもなりかねないのです。

ごほうび目当てになってしまう子供

心理学の実験で以下のようなものがあります。

絵を描くことが好きな保育園児を集める。

保育園児を以下の3つのグループにわけてお絵描きをさせる。

1.良く描けたらごほうびをあげると約束してから絵を描かせるグループ

2.絵を描き終わった後に、ごほうびをあげたグループ

3.何もせず絵を描かせたグループ

その後、教室に絵とペンを置いて、自由に絵を描いてもいい環境を作って保育園児に遊ばせた。

というものです。

その状況で自分からお絵描きで遊ぼうとしたのは、2グループと3グループの子供達でした。

1グループだった子供達は絵を描こうとしなくなったのです。

2グループと3グループの子供達は特に影響はなく、自分からお絵描きをして楽しんだわけです。

なぜこのような差が出てしまったのでしょうか。

実は1グループの子供達は、ごほうびがもらえない状況では絵を描いても仕方ないと考えるようになってしまったのです。

2グループの子供達も1グループと同じくごほうびをもらっています。

しかし、2グループの子供達は、お絵描きを楽しんだ後でたまたまごほうびをもらえただけ、言わば不意にいいものをもらえただけにすぎません。

ごほうびを目標としてお絵描きをしたわけではありません。

1グループの子供達はごほうびを目標にお絵描きをしました。

そのことによって、ごほうびがないとやる気が出ないという気持ちになってしまったわけです。

ただのお絵描き好きの子供が、ごほうび目当ての子供に成り下がってしまったんですね。

子どもへ安易なご褒美は控えましょう

安易に報酬を与えることで、やる気につながるどころかやる気をなくす原因になってしまうことがよくわかる実験でした。

そのようにごほうびなどで外側からやる気を出させようとしても、うまくいかない場合が多いので注意が必要です。

特に、長くやることに関しては、安易に報酬を出すことは控えましょう。

そういった行動一つで、子供の才能の芽を摘んでしまうことになりかねませんから。

関連記事