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日常で役に立つ心理学3選と妊娠うつ病の症状と治療やなりやすいタイプ

心理学ときくと難しいイメージがありますが、日常生活で使える心理学があります。

これから3つご紹介します。

駆け引き心理学:心理的リアクタンス

心理学者のジャック・ブレームが提唱した理論です。

「人は自由を制限されると反発し、より自由に執着する」

みなさんが知っている心理的リアクタンスとしてロミオとジュリエットがあります。

育ちの違うロミオとジュリエット、両親によって付き合いを反対され障害されると、二人はその壁に反発しより一層刺激的で燃え上がる恋愛をしていきます。

リアクタンスとは「反発」「抵抗」という意味があり、自分のことは自分で決めたいという自由を求める本質的な欲求が阻害されると、無意識にこのリアクタンスが現れます。

日常生活や異性との付き合いにおいて、相手の気持ちや行動を決めつけ、強要しようとしてしまうと相手は心を閉ざし反発してしまうようになります。

例えば子供に対して「宿題やっているの?早くやりなさい」と怒ってしまうことで「今からやろうと思っていたのに…」と子供のやる気を失わせてしまうこともあります。

しかし駆け引きの中で、好きな相手に対してそっけない態度や冷たい態度をとることで相手は「あれ?」と感心を持ち気にかけるように、そのうち好きな気持ちが芽生えるようになることも多いです。

いわゆるツンデレとは、この心理的リアクタンスを表しています。

イメージ心理学:ハロー効果

アメリカの心理学者であるエドワード・ソンダイクによって提唱されました。

相手に対して、相手の特徴や目立った印象でその人の本質を決めつけてしまい、イメージングして評価しまうことです。

例えば…

社長という肩書を見てリーダーシップがある行動力のある偉大な人物というイメージを持つ

ブランド物のバックや時計を身に着けているのを見て、育ちが良いセレブで権威のある仕事をしていると思い込む

身なりのよくない服装をしている人を見て、みすぼらしい生活をしているのだと決めつける

私たちは知らない間に人を外見や容姿、持ち物によって人の評価をしてしまっています。

特に日本人はハロー効果の影響を受けやすいとされています。

仕事の面接や恋愛において、内面も重要ですが外見に気をつけることも大事です。

仕事では、ひげをそる、しわのないスーツを身に着ける、靴を磨く、髪を整えるといったことでいいイメージを持たれるでしょう。

恋愛では、相手が好むものや相手の好きな色を身に着けるといったことでハロー効果をポジティブに作用させることができます。

恋愛心理学:吊り橋効果

こちらは有名な心理学のひとつですね。

カナダの心理学者、ダットンとアロンによって1974年に提唱されました。

別名「恋のつり橋理論」とも呼ばれます。

異性と二人でつり橋を渡ったときに、揺れるつり橋をドキドキして渡ったことを、渡り終えた後に異性へドキドキしていると錯覚し恋が始まることです。

例えば、お化け屋敷や絶叫マシーンに乗った後などスリルのある体験を共にし、ドキドキすることで「これは恋なんだ」と恋の感情が芽生えやすくなる作用があります。

日常生活において、意図的につり橋効果を用いてうまく恋愛を成功させることが大事です。

本能的に、生理学的に相手をドキドキさせることを意識して接することです。

ドキドキするということは、心拍数が上がるということ。

お酒を一緒に飲み意図的に心拍数を上げ、映画館へ行くということも暗闇で時間を共有しますのでつり橋効果抜群です。

また、隣に立つときは相手の左側に立つことでドキドキさせる作用があるといわれています。(心臓が左にあるということからです)

一緒に楽しいことを共有することも、脳内でドーパミンが発生し、恋愛感情が芽生えやすくなる効果があります。

このように心理学を日常生活でうまく使うことで、スムーズに日常生活を送ることができ、恋愛においても主導権をもってすすめやすくなります。

あくまでも相手の気持ちをつかむきっかけですので、好意をもっていただけるように努力も大事です。

妊娠うつ病について聞いたことがありますか。その名の通り、妊娠中に発症するうつ病のことを妊娠うつ病と呼んでいます。うつ病の罹患率は高いものですが、女性が多く経験する出来事の中でうつ病の発症と関連が認められているのが妊娠・出産です。妊娠や出産は女性やその家族にとって大変喜ばしいことですが、女性にとって心理的な負担が大きいことであるために、うつ病に罹患することが多くなると考えられています。妊娠うつ病は特別な種類のうつ病なのではなく、単位うつ病の一形態であると考えられています。普通のうつ病が妊娠を契機に発症したと考えられるのです。

妊娠うつ病とは

妊娠うつ病にかかる人の割合について、日本で報告された調査によると妊婦の15%が妊娠うつ病にかかるといわれています。妊娠うつ病は特に妊娠の初期に起こることが多いものです。特に外見上妊婦であるとはわかりにくいころに妊娠うつ病は発症するのです。一般的には軽症のまま治癒されていくことが多い病気です。妊娠うつ病は出産までに回復するのがほとんどです。しかし、妊娠うつ病とつわりの区別はとても重要となってきます。

妊娠うつ病になりやすいタイプとは

妊娠うつ病になりやすいタイプというものが存在します。特に産科的な要因としては、今回の妊娠が初めての妊娠である場合、妊娠うつ病になりやすいといわれています。また、今回の妊娠が第一子の出産である場合や過去に妊娠の中絶の経験のある女性なども妊娠うつ病にかかりやすいです。このほかには、妊娠うつ病を経験した女性は15歳以前に父親から死別あるいは長期の離別を経験していることが報告されています。また、妊娠うつ病にかかりやすい女性は性格上、情緒的に不安定な傾向があることが認められています。情緒的に不安定さをもっている女性は、妊娠という人生にとってとても重大な出来事に対してや、これから親になるという心理的な負担に対して十分に対処することができずに妊娠うつ病になってしまうものと考えられています。初めの妊娠で妊娠うつ病が多いように、初めての妊娠という経験は女性にとって、とても大きな出来事であるし、とても大きな不安を喚起する出来事として認知されやすいのでしょう。

妊娠うつ病にかかる女性のパートナーについて

妊娠がわかり、夫が「困った」「どうしよう」といった肯定的ではない反応をした場合に妊娠うつ病を罹患しやすいということもいわれています。またこれまでの夫婦関係が良好ではなかった場合にも妊娠うつ病は発症しやすく、夫の態度や関係に大きく影響されます。夫に秘密を打ち明けられなかったり夫が信頼できない、夫と一緒に喜怒哀楽を共有することができないといった場合、妊娠うつ病にかかりやすくなるのです。

妊娠うつ病の治療について

妊娠うつ病の治療としてはまず妊婦が妊娠うつ病の存在について認識することが一番重要です。ほとんどの場合は出産までに回復することを理解することで楽になるようです。また、妊娠うつ病では胎児の奇形等の問題から薬物療法は実施されないことが多いです。現時点では妊娠うつ病の治療について確立された方法はないため、今後の研究の進展が期待されます。

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