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【心理学とは?】素朴な疑問を解説!

心理アニメ

心理学という言葉はとても耳慣れた言葉であると思います。もしかしたら心理学を学ぶと人の考えていることがわかってしまう、とか、相手の気持ちがわかってしまう、とかそういった特別な技術が身につくと考えている人がいるかもしれません。しかし、そういったことは間違いで、心理学を学んだからといって相手のことがなんでもわかるようになるわけではありません。では、心理学はどういった学問なのでしょうか。歴史を振り返りながら考えてみたいと思います。

心理学の始まり

19世紀後半のドイツとこれにならったアメリカを中心に相次いで心理学の研究室が開設されるようになりました。その後、心の科学の研究にも機械的因果の立場にたつ実験的方法を導入するようになり、それ以後を心理学の歴史が始まったと考える見方が多いです。心理学史は国内外ともに専門の研究者が少ない分野になっていますが、過去に起きたことに対して学史的意味づけを図ることは重要と考えられ、今後心理学史にまつわる状況の改善が急務といわれています。

古代の人が考える心とは

古代ギリシアの自然哲学者たちは生物を生物たらしめている原理としての霊魂を元素からなる万物の1つとして捉えていました。しかし、アリストテレスはこのような考え方を排除して、質料と形相の区別を明らかにして、身体のいとなみを通して霊魂の本質を明らかにするとしました。このように偉人たちによって太古の時代から我々の心について考えられていたのです。

心理学で扱う心とは

古典的実験心理学を代表するヴントは、心理学の対象を直接経験(意識)に限定しました。これによって、扱うことになる心理学の内容が限定されるようになりました。その後、アメリカで行動主義が台頭し、この意識主義的な立場について根底から問い返されるようになったといいます。ヴントの後継者のティチェナーの構成的心理学では、こういった心理学の方法論の限界に気づき、言語、慣習、宗教など歴史的文化の研究を通して人間の精神発達の法則を追求する民族心理学への建設へと向かい始めるようになりました。

現代の心理学が考える心とは

現代の実験心理学は思考や言語を含む人間の認知機能の全体を高度に発達した情報処理系とみなすようになってきました。またそれと同時にこの系を固体と環境の有機的な交渉を通じて系統発生的に形成されてきた適応過程の産物として捉えることもあるそうです。そのため、最前線の中には脳生理学や生体工学のような自然科学系諸学とも関連の領域をなすようになってきています。
しかし、依然として認識論的外枠を形作るもの(からだ)と心(意識)の因果的二元論はなお健在しているといえます。また、その結果として、了解や共感を不可欠とし、また本質であるとみなしている臨床心理学と、上記のような自然科学的心理学の間に深い溝ができてしまっているともいえます。

広い意味をもつ心理学

心理学という学問はとても幅が広く、扱っている内容はさまざまです。どれも人の心を扱っているといえるのですが、人の心の定義は依然曖昧で、はっきりとした共通認識がないのが現状であるといえます。みえないからこそわからない、けれども存在していることが確かな私たちの心。この心を扱い、研究し、我々の日常に還元していくものが心理学であるといえるでしょう。

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