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あなたの性格がわかってしまう心理テスト

心理アニメ

心理学の分野においては長年にわたって性格についての研究がおこなわれてきました。特に心理学ではこの性格のことを通常パーソナリティという言葉を使って検討しています。パーソナリティ研究の歴史は長く、いろいろな角度から研究が進められているのが現状です。その中では心理テストとして性格を分類していく研究も多くなされています。心理学においてこれまで人間の性格についてどのように考えられてきているのか心理テストの側面も含めて考えてみたいと思います。

類型論

20世紀前半のヨーロッパで発達した性格の考え方の1つが類型論です。この類型論では身体特徴や体質に基礎を用いています。クレッチマーの類型論は特に有名であり、細長型の人は分裂気質、肥満型の人は躁うつ気質、闘士型の人は粘着気質といわれています。他にはシュプランガーが人の基本的な6つの生活領域を考えて、どの領域に興味をもつかで性格を類型したものがあります。理論型、経済型、審美型、宗教型、権力型、社会型です。

この類型論ではまだ心理テストとしての性格の分類はなされません。

特性論

すべての人にある程度複数の共通した性格特性というものがあり、その個人ごとの量的な組み合わせによって一人ひとりの性格があらわれていると考えるのが特性論です。この特性論はイギリスやアメリカなどを中心に発達してきました。特に因子分析という統計的な手法が発達するにつれて、この特性論は展開してきているといえます。

ビッグファイブ理論

この特性論の中で近年注目されてきているのが、特性5因子モデル、通常ビッグファイブ理論と呼ばれているものです。ゴールドバーグの提唱しているビッグファイブ理論によると、人の性格は5つの特性の組み合わせによって成り立っていると考えています。その5つの特性は、外向性・内向性、情緒の安定性、誠実性、協調性、経験への開放性、から成り立っています。このビッグファイブの性格診断はアンケートに回答することで結果がでます。いくつかの質問に、「あてはまる」「あてはまらない」など選択していくだけで簡単に結果をだすことができるのです。

クロニンジャーの7因子理論

特性論の中で有名な理論をもう1つ紹介したいと思います。こちらはクロニンジャーの7因子理論と呼ばれているものです。この理論によると、人間の性格は4つの気質特性と3つの性格特性によって成り立っているとのことです。気質特性とは、行動との関わりが強いので遺伝的な影響を受けているもののことを指します。一方、性格特性とは、後天的に学習されたものと考えられており、遺伝的な影響を受けません。

気質特性は、新奇性追求、損害回避、報酬依存、固執の4つにて表現されます。性格特性については自己志向性、協調性、自己超越性の3つから成り立ちます。この7因子理論も簡単な性格テストによって結果を算出することができるものです。

臨床的にも意義の大きい心理テスト

このクロニンジャーの7因子理論はいわゆるパーソナリティ障害や精神疾患になりやすい性格の次元の組み合わせを上げることに成功しており、臨床的には非常に意義深い理論になっているといえます。理論自体が非常に難しいのですが、近年では日本でも注目されています。

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