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PTSD心的外傷後ストレス障害やアスペルガー障害の症状や治療について

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PTSDという言葉を聞いたことがありますか。PTSDとはpost traumatic stress disorderの略であり、心的外傷後ストレス障害と呼ばれています。災害などが起きたときにニュースなどで耳にされた方も多いのではないでしょうか。このPTSDは想像を絶するような災害や堪えがたい体験を経験した人がその後心身に影響が出てしまい、日常生活を送る際に支障がでてしまう病気のことをいいます。以下に詳しくみていきましょう。

PTSDとは

このPTSDについては精神医学者はずいぶんと前から研究しており、戦争神経症、あるいは外傷性神経症といったカテゴリーで理解されていた病気です。戦場にて至近距離で砲弾が爆発した際、その場面に遭遇した兵士の中に、恐怖に陥り、二度と戦場に戻ることができない者たちがいたといわれています。この兵士たちはPTSDに罹患していたと考えられます。特にこの概念が生まれたのは、アメリカのベトナム戦争の帰還兵にこういった症状を呈す者が多かったためと考えられています。

PTSDの症状

PTSDの症状には大きくわけて3つの種類があります。1つ目は再体験といった症状であり、外傷的な出来事を繰り返し思い出したり夢でみることを示します。本人は忘れようと思っていてもふとした表紙につらい記憶が突然思い出されてしまいます。子どもの場合には、被害の遊びを繰り返したり何度も絵に描いたりすることがあります。二つ目は回避といった症状です。外傷的な出来事と関連のあることを意識的無意識的に避けるということがあります。また、外傷的な出来事に対しての反応の麻痺が生じることもあり、感情を伴って正しく認識することができなくなります。3つ目は過覚醒という症状です。交感神経系の亢進が続き、不眠やイライラといった症状がでてきます。緊張が続いたり取り乱したり注意が散漫になったりしてしまうこともあります。そのほかには、赤ちゃん返りや退行、悪夢、夜驚、情緒不安定、集中困難などといった症状を呈することがあります。

PTSDの治療法

PTSDの治療において一番大事なことは保護された安心できる環境の中に身を置いて、自然の回復を促すのが一番であるとされています。ただし、PTSDの早期においては外招待券の把握と評価、出来事以前のストレス状況の比較を踏まえて、体験を物語ってもらい、感情とともに吐き出す作業を行うことがあります。その際治療者には傾聴と共感が必要になります。そしてその次の段階としては心理教育が有効になっていきます。自分のPTSDの症状は異常な状況に対する正常な反応であることを理解してもらいます。それを受け止めてもらった上で、時間経過とともに心がもとに戻っていくことを伝えましょう。症状がひどい場合には薬物療法が行われることもあるようですので、医師と相談されるのがよいでしょう。

PTSDの患者さんへの対処

被害にあったことを誰にも相談できなかったり、気持ちを保護してもらえるような環境にないとき、PTSDの症状はなかなか軽快しません。ですので、家族や周囲の人が患者さんに寄り添い、見守ってあげるという態度が望まれます。犯罪の場合であれば犯罪被害者支援センターやDVなどであれば自治体の女性相談センターなどで相談することができます。どういった相談先がよいのかわからない場合などは保健所や精神保健福祉センターなどで適切な相談先を紹介してもらうようにしましょう。

アスペルガー障害という言葉を聞いたことがありますか。もしかしたらどこかで耳にしたことがあるかもしれません。アスペルガー障害は広い意味では先にあげた広汎性発達障害の一つのタイプになります。最初に症例を報告したハンス・アスペルガーというオーストリアの小児科医の名前にちなんで名づけられました。しかし、最近になってから理解され始めた障害であるともいわれています。

アスペルガー障害の症状

広汎性発達障害の症状として先ほど3つの症状をあげました。一つ目は対人関係の障害、二つ目はコミュニケーションの障害、3つ目は執着的で常同的な興味関心でした。しかし、このアスペルガー障害はこの3つの症状のうち、一つ目の対人関係の障害と3つ目の執着的で常同的な興味関心に関してのみ症状がみられるもののことをいいます。コミュニケーションに関しては目立った障害がないとされている障害なのです。言葉の遅れがないという点では自閉症と異なっているといえます。

アスペルガー障害の特徴

アスペルガー障害の人々には表情や身振りが独特であったり、姿勢が独特です。また、親しい友人関係を築くことができなかったりしてしまいます。また、慣習的な暗黙のルールが理解できずに常識的ではない行動をしてしまうこともあります。興味の対象が独特で変わっていたりします。このほかには身体の使い方が上手ではないため、不器用さをもっている方もいます。

アスペルガー障害の患者さん

狭い意味でのアスペルガー障害は4000人に1人といわれています。性別は男性に多いですが、女性でも診断されずに苦しんでいる人はいらっしゃいます。アスペルガー障害についても原因はまだはっきりとはわかっておらず、今後の研究が期待されています。

アスペルガー障害の患者さんへの対処について

基本的には広汎性発達障害の患者さんへの対処と重なるところがありますがアスペルガー障害の方だからこその対応もありますので、みていきたいと思います。アスペルガー障害のお子さんは予測不可能な事柄や変化に対して嫌悪感を示すことが多くあります。そのため、周囲の人はアスペルガー障害のお子さんが予測しやすいような環境を整えてあげるようにしましょう。スケージュールは予め伝えておき、変更がある場合にも事前に予告することが大事です。また、安全で穏やかな環境をつくってあげましょう。アスペルガー障害のお子さんは騒々しい場所が苦手な方が多くいらっしゃいます。余計な刺激のない静かな場所で穏やかに接することが望まれます。

アスペルガー障害をお持ちのご家族の方へ

アスペルガー障害の原因はまだはっきりとはわかっていませんが、親の育て方によるものでは決してありません。アスペルガー障害のお子さんは幼児期から漢字を覚えていたり計算ができたりするので親が教育熱心になりすぎているから、アスペルガー障害になってしまったのではないかと思われてしまうことがあります。しかし、そういったことはありません。自分の育て方が悪かったのかもしれないといった自責の念にかられることがあるかもしれませんが、アスペルガー障害は脳機能の障害といわれています。決して自分を責めたりすることはしないでください。

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