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青い鳥症候群の症状・原因・克服法について

青い鳥症候群とは

現実を直視しようとせず、根拠のない現状の好転や幸福の訪れを信じ続ける若者の概念のことです。

1983年に日本の精神科医の清水将之が自著「青い鳥症候群 偏差値エリートの末路」の中で提唱した概念であり、命名はモーリス・メーテルリンク作の童話「青い鳥」に由来しています。幸せの象徴である青い鳥を探しに行くという「青い鳥」のストーリー同様、青い鳥症候群の若者も目に見えない幸せを後先考えずに追い求めます。

またこの症候群は日本独自のものであるとも言われています。

青い鳥症候群の症状

青い鳥症候群の若者は現実を見ず、世の中を甘く考えており、努力をしないにも関わらず理想を追い求める傾向が見られます。

現実を楽観視しているため、機転がきかない側面も多々見受けられます。

また自身を過大評価している上に完璧主義者であり、他人にも完璧であることを求める傾向があります。そのため忍耐力や協調性に乏しく、尊大で反抗的であり、安易に仕事や学校を辞めたり、恋人を取りかえたりすることで自分に相応しいものを追い求めます。

青い鳥症候群を引き起こす原因

青い鳥症候群は高学歴の若者に多いのではないかと考えられています。

学生時代に勉強ばかりに励み、友人との交流が少なかったような人が多く、自分は優秀であるという自負があり、その考えを否定してくれる人も周囲に存在しなかったため、根拠のない自信に満ち溢れており、自省する考えを持ちません。したがって現実の厳しさを中々受け入れることができないそうです。あるいは能力的には優秀であったとしても、そのプライドの高さから他人を尊重することができず、結果として周囲と軋轢が生じてしまうこともあります。

また幸せを恐れる心理が原因となっている場合もあります。本当に今のままで良いのだろうかと不安に駆られ、現状の幸せから逃げ出してしまうこともあるのだそうです。

青い鳥症候群の克服法

青い鳥症候群を克服するには自分自身で理想と現実の差に気付くことが大切です。

まずは完璧主義を改めることが先決でしょう。

自身と同じ能力や考え方を他人に求めることをやめ、他人の短所だけでなく、長所を見つけることを心がけることで、この世に完璧なものなど存在せず、今、自分がいる場所がそう悪いものではないと気が付けるはずです。行き過ぎた完璧主義は他人だけでなく自身を苦しめている場合も多々あるため、それを改善することで、自身を許し、遮二無二配慮に欠けた幸福を追求することもなくなっていくでしょう

青い鳥症候群のまとめ

青い鳥症候群は日本独自の根拠のない現状の好転や幸福の訪れを信じ続ける若者の概念のことです。

青い鳥症候群の若者には以下のような特徴があります。

・現実を見ようとしない

・自身を過大評価している

・忍耐力や協調性に乏しい

・尊大で反抗的

このような青い鳥症候群の若者は理想を追い求めて、安易に仕事や学校を辞めたり、恋人を取りかえたりします。

改善するには「青い鳥」に記されている通り「ずっと探し求めていた幸せの青い鳥はすぐそばにいた」と気付くことです。

完璧主義を改め、理想と目の前の現実の違いを理解し目を覚ますことが青い鳥症候群の克服に何よりも肝要であると言えるでしょう。

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