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躁病の症状、行動、治療について

躁病についてみていきたいと思います。一般的に気分障害は躁うつ病と呼ばれ、躁状態と抑うつ状態を繰り返す病気のことを指しています。その中でも、抑うつ症状を呈さずに、躁的症状のみを呈することが比較的稀ですがあります。躁的状態だけであれば問題はないのではないかと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、今回は躁うつ病の中の躁的な状態について着目し、この躁的病相を呈する躁病について以下にみていきます。

躁病の症状

躁病の症状として一番にあげられるのが、高揚した気分です。感情は高まり、容器、上機嫌、愉快そうな活発な表情になります。態度も尊大となることが多いです。しかし、感情は不安定で、些細なことで怒ったりまた感激しやすく、泣き出してしまうことも多々あります。多弁になり、話の内容は誇大的になります。爽快な気分とともに着想が豊かになり次々に考えが湧き出てきます。考えも変わりやすく、次から次へと話はうつっていきます。そのため、早口になりやすく、話が次々に発展していってしまいます。全体として話はまとまらず、話の内容も誇大妄想的になっていきます。

躁病の行動について

躁病になった人の特徴的な行動のひとつに、活動性があげられます。夜もほとんど眠らず早朝からじっとしていられず外出したり、電話をかけまくり、活発に動きます。しかし、疲れなどは訴えません。口数は多くなり絶えずしゃべっています。声も大きくなり、新しいことを計画したらすぐに実行しようとします。本人の行動を制止しようとすると、怒ったり喧嘩に発展したりします。食欲は増え、性欲も高まります。行動の活発さが加わるため、ときにわいせつ行為に及んでしまうこともあります。患者さんはこういった自分の特徴について病識を持っておらず、自分が病気であるとは気づきません。

躁病の治療について

躁病の治療としては、刺激の少ない環境で静養させることが重要です。軽症の場合は自宅療養となります。しかし本人は躁的状態であるのにもかかわず病識がありませんから、家庭内や外出先でトラブルを起こることがしばしばあります。そのため、患者さんを守る目的で入院治療が行われることもあります。加えて、薬物療法が行われます。定型抗精神病薬が使用されることがありますが、ろれつが回らなくなるといった副作用が考えられるお薬になっています。しっかりと医師の診察、診断の下で服薬する必要があるでしょう。

躁病の患者さんのご家族へのアドバイス

躁病の場合、患者さん自身が困っているというよりも、ご家族など周囲の人が困っていることが多々あります。その一つに躁病の患者さんにいかに受診させるかといった問題があるでしょう。躁状態となる患者さんは病識がないので、なかなか病院を受診することはありません。家族が説得しても怒り出したり反発したりすることもあるようです。そのため、家族での説得が困難な場合は、職場の上司など家族以外の人が受診をすすめることも検討してください。家族がいくら注意してもトラブルばかりを起こす場合は入院治療をすすめます。また、飲酒は慎むように伝えてください。酩酊状態のときには喧嘩や乱暴など、社会的な逸脱行動が多くでるといわれています。

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