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抜毛症の症状や原因と治療法と疲れた心を癒す家族の役割と接し方

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抜毛症という言葉を聞いたことがあるでしょうか。この言葉の通り、自分で身体の毛を抜いてしまう病気のことです。身体の毛として多く抜かれるのは、髪の毛です。頭髪の次に多いのは、眉毛、まつげなどがあり、この抜毛症の人はこういった身体の毛を繰り返し抜いてしまうのです。

抜毛症とは

抜毛症では自分の身体の毛を抜いてしまいますが、いちじるしい場合には外見からはっきりとわかるほど髪の毛が薄くなってしまうことがあります。自分では抜くことを我慢しようとしていても抜いてしまいます。抜く直前に緊張感の高まりがあり、抜いているときに満足感や解放感を感じていることが多くあります。通常は他人の前で抜くことはなく、抜毛行為を否定することもあります。

抜毛症の症状について

抜毛が行われるのは、本を読んでいるときとか文字を書いているとき、就寝前などに起こりやすいです。強迫観念にかられて抜くこともあれば、無意識に抜いてしまうこともあります。抜け毛ではなく自分で髪を抜いてしまうので、結果、抜毛斑といって毛のないまだらな部分ができてしまうことがあります。円形脱毛症はスポット的にある一部分の毛がなくなりますが、抜毛症の場合には広い範囲にわたってまだら状の脱毛斑ができてしまいます。患者さんの利き手側のほうが深刻になりやすい傾向があります。場合によっては抜いた毛をかじったり飲み込んでしまうことがありますので、大変注意が必要です。食毛は稀なケースですが、この場合は早期の治療が必要です。

抜毛症の患者さんについて

抜毛症は1から2歳ころから始まります。成人期までみられ、幼児期、児童期に出現するものは一過性で消失することが多いといわれています。小学校の高学年から高校生くらいの思春期によくみられます。比較的女性に多い症状でしたが、最近では成人の男性にもみられるようです。人口の0.5~2%の人が抜毛癖があるともいわれており、特殊な症状ではありません。

抜毛症の原因について

抜毛症の原因についてははっきりとはわかってしません。しかし、身体の毛を抜くという行為は怒りや悲しみの表現と解釈されることが多くあります。特にその基盤には乳幼児期からの親との関係性に満足感や安心感を十分に感じられなかったことが影響していると考えられています。そのため、この抜毛という行為には強い愛情欲求と怒りと罪悪感が潜在していることが推測されています。

抜毛症の治療について

抜毛症が上記の通り、親に対する愛情欲求や怒りを示していると考え、子どものこころや親の態度を見直して、母性的・受容的な関わりを増やすことがあります。子どもが母性的で受容的な環境のなかでのびのびと甘えをだすことができ、依存欲求や攻撃的な気持ちを表現することができるように、家庭環境を調整していくことがあります。こういった今まで抑えられていた感情を表出する中で抜毛症が治まることがあります。抜毛が長期化するようであれば、相談機関や児童精神科で家族カウンセリングやこどもの心理療法を受けることを検討してください。必要に応じて、薬物療法なども選択されることがあります。多くの場合は抜けてしまった毛も回復します。長期間抜毛を繰り返すことで毛根にダメージが残ることがありますが、抜毛が治まれば自然に髪全体も元に戻ることが多いです。

各々が学校や会社で心身ともに擦り切れて帰宅し、心を癒す場所が家族です。

子供からすれば、親兄弟を選ぶことはできず、生まれたときから決められているものなので、どの家族も条件的には変わらないはずなのに、とっても仲の良い家族もあれば、ほとんど会話も交わさない家族もあります。

この違いはどこにあるのでしょうか。

原因の一つには、どうやら家族それぞれの担う役割に関係するようです。

では家族の役割とはいったい何なのでしょうか。この部分を紐解いていけば、不仲に悩む家族に一石を投じられるかもしれません。

家族の役割

家族というコミュニティーをまとめて助けるため、メンバーそれぞれが無意識下で、自分の持つ才能により、家族の中の役割(キャラクター)を担おうとします。

その役割は5つに分かれており、各人にひとつというわけではなく、兼任もします。この役割バランスが、家族のオリジナルとなり、それぞれの人格形成に大きくかかわってきます。

その役割をご紹介します。

①ヒーロー>頼りになるお助け役。父親・長男・長女に多い。

②殉教者>家族の苦しみを一手に引き受けようとする犠牲者的存在。母親に多い。

③傍観者>家族から一線をおいて接しようとする。次男・次女に多い。

④悪役>自ら嫌われ者を演じることで家族をまとめようとする

家族を楽しまたり笑わせるムードメーカー的存在。

この役割を、誰に頼まれたわけでもなくそれぞれに担当しており、その目的はあくまで家族をうまく回したいという無意識な反応によります。

もし今、家族間の関係がうまくいっていないのなら、自分や家族が各々どの役割を担っているか把握した上で、自分の役割をあえて変えてみると、他の家族の役割バランスがいい具合に壊されて、再構築された結果、家族の関係がうまく回り出すケースもあるようです。

男性性と女性の違い

前項の最初に、家族は生まれたときからメンバーは決まっており、選べないとお話ししましたが、唯一選べるのは、結婚相手です。

このパートナーを選ぶ際に大きく影響しているのが、役割バランスと同様、父親母親から受け継いだ男性性と女性性です。

父親から受け継がれるのが男性性で、社会性を受け継ぎます。特に女性が夫を選ぶ際のコンパス的存在になり、父親にかわいがられた子供は上司からも好かれます。

母親から受け継がれるのが女性性で、家を守り人との関わりから生活に潤いを与えようとする力を受け継ぎます。特に男性は妻を選ぶ指針になり、母親にかわいがられた子供は、女性との距離の近さに違和感がないため、女性の前でも素直に自分の気持ちを出すことができるようになります。
最後に

友人同士で家族の話をすると、家族それぞれのオリジナリティがあって、驚かされる事があります。その役割分担のバランスこそが家族のカラーとなり、役割のどれかが欠ければ、ちょっとしたボタンの掛け違いで、アンバランスに転じる事になり、うまくいかなくなります。

一度自分と家族を当てはめて、客観的にその人物の才能に由来していなければ、いっそ役割を変えてみるのも、家族円満の秘訣かもしれませんね。

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