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多重人格!?解離性障害の症状や治療について

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解離性障害という言葉を聞いたことがあるでしょうか。この病気はとても古くからある病気の一つでかつてはヒステリーと呼ばれていました。また、女性の患者さんが多かったために、女性特有の病気と考えられていたこともあります。解離性障害は、神経症の一つです。神経症は一般的には精神的なストレスやこころの葛藤によって生じるもので、自分が病気であるという認識をもつことができます。しかし、この解離性障害は神経症の一つでありながら人格のまとまりが失なわれてしまい、病気の認識ができなかったりといった特徴があり、神経症とは異なる側面をもっています。

解離性障害の種類

まずは解離性障害の3つの種類についてみていきたいと思います。1つ目は解離性健忘です。本人にとってショックな出来事が起きたのち、数日から数週間の出来事を思い出せなくなります。思い出せなくなる記憶は、本人についてとてもショックの大きい出来事にまつわることが多いです。例えば事故や犯罪、予期せぬ不幸などです。二つ目は解離性遁走です。本人にとって耐えがたいストレスがあった場合に、日常生活からどこかに行ってしまうことを指しています。そしてどこかに行ってしまっている間は自分の名前や住所などを忘れてしまっていることが多いようです。そして突然自分のもとに戻ってきたときに、忘れていた過去の自分を思い出しますが、その際には遁走中のことは忘れていることが多いです。3つ目は解離性同一性障害です。この場合は、精神的なストレスが高くなると、その人の別の人格が現れたり消えたりします。これは別の人格が苦痛な気持ちや場面に対峙することで、心の安定を保とうとすることの表れであることが多いです。この人格も一つではなく、複数の人格が入れ替わり立ち代わりに出現することがあります。

解離性障害の治療方法

解離性障害は精神的なストレスが主な原因になっていることが多いため、基本的な治療については心理療法や精神療法が主流になってきます。まずは、その原因となった状況に対する環境調整がなされます。その次に患者さんに対しての治療が行われますが、この際治療を開始すると症状が悪化することがあります。患者さんにとって解離性障害の症状は心の安定を保つための防衛反応なので、その苦しい現実に向き合うことで症状が悪くなってしまうのです。患者さんにとっての治療のゴールは人格の統合とされがちですが、無理に人格を消去しようとするとかえって状況が悪化しますので、患者さんの気持ちの安定や適切な社会復帰を目標とすることも多いとされています。また、この心理療法に伴い、薬物療法が行われることが通常です。しかし、解離性障害の患者さんが薬に依存しないよう注意しながら薬物療法を行うことが重要です。

解離性障害の患者さんへの対処

解離性障害の治療に際しては家族や患者さんの周囲の人々の支えがとても重要になってきます。解離性障害の患者さんは病識がないことも多いので、家族や周囲の方が気づいて治療につなげることが重要です。そして患者さんのストレスの原因と一緒に探って除去するための援助をするようにつとめてください。治療が長期間にわたることも多いので、患者さんに寄り添いながら治療を見守る態度がよいでしょう。

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