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ノイローゼの症状・原因・治療について

ノイローゼ(Neurose)とは

何らかの原因により精神的に不安定になる症状のことです。

神経症、不安障害とも呼称されます。

ノイローゼとは神経症を意味するドイツ語であり、英語ではニュ-ロシス(neurosis)と言い、正式な病名としてはノイローゼではなく神経症や不安障害が用いられます。

また重篤な病態の場合はノイローゼとは定義されず、軽度なもののみがノイローゼとされています。

ノイローゼの症状

強い不安感、焦燥感、気分の落ち込み、情緒不安定、不眠、手足のしびれ、喉の閉塞感、動悸、息切れ、眩暈などが主な症状であり、外出や人を会うことを避ける傾向もみられます。

ただし実際に身体に異常が発生することはなく、幻覚や妄想も生じず、自責感から自傷行為や自殺行為に走ることもありません。

いわば軽いうつ病がノイローゼであると言えます。

しかし症状が重篤化すれば本当にうつ病などの精神疾患に発展してしまいかねないので注意が必要です。

ノイローゼを引き起こす原因

環境や対人関係などからなる様々な不安やストレスが原因であるとされています。

例えば育児ノイローゼは育児に対する不安からの逃避行動であると言えます。

また以下のような特徴を持つ人はノイローゼになりやすいと言われています。

・神経質

・心配性

・完全主義

・自己評価が低い

・傷付きやすい

・内気

・潔癖症

このような特徴を持つ人達は特に不安感やストレスを感じやすいと言えます。

多大なストレスが蓄積すると不安や恐怖を司る「ノルアドレナリン」と心の安定を司る「セロトニン」の二つの神経伝達物質のバランスが崩れてしまうため、頭と身体が分裂し、頑張ろうと思っても身体が付いて来なくなってしまいます。

それがノイローゼなのです。

ノイローゼの治療

基本的にはカウンセリングなどの精神療法が主な治療法になります。

認知療法や行動療法で少しずつ症状の改善を図ることになります。

また不安を感じた際に自身の身体の特定の部分を軽く叩くタッピング法と呼ばれる方法は不安を和らげるのに効果的です。

向精神薬や抗うつ剤を用いることもあります。薬では一時的に不安を消すことはできても原因であるストレスを消すことはできないため、根本的な解決にはなりえませんがあまりに不安感が強いと精神療法もままならないことから不安の抑制のために使用されます。

また不安の矛先が薬に向かうこともあり、恐怖で向精神薬や抗うつ剤を服用できない場合は漢方薬など抵抗感の少ない薬を使用する場合もあります。

ただし漢方薬は効果が得られるまでに長い時間を要します。

いずれにせよ症状を引き起こしている不安やストレスを解消することが何よりのノイローゼの治療と言えるでしょう。

ノイローゼのまとめ

ノイローゼとは環境や対人関係などからなる様々な不安やストレスが原因で精神的に不安定になる症状のことです。

身体の異常や幻覚や妄想、自責感から自傷行為や自殺行為に走るなどの症状がある場合はノイローゼとは呼称されません。

認知療法や行動療法などの精神療法が主な治療法であり、向精神薬や抗うつ剤や漢方薬はあくまで精神療法を助ける目的で使用されます。

ノイローゼは軽度な不安障害を指しますが、重篤化すれば精神疾患に発展する可能性もあるため決して軽視できるようなものではないと言えるでしょう。

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