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ナルコレプシーの症状や原因、そして治療について

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ナルコレプシーについて聞いたことはありますか。あまり耳慣れない言葉かもしれませんが、比較的頻度の高い慢性疾患のうちの一つです。具体的には昼間の耐えがたい眠気と、全身の力が抜けてしまう情動脱力発作、寝入りばなに出現する金縛りのような症状である睡眠麻痺などが症状としてでてきます。また、寝入りばなの現実と間違うような鮮明な夢をみることも多い病気です。

ナルコレプシーの原因

この病気の原因は明らかにはなっていませんが、この病気にかかっている人には白血球の血液型が特殊な人が多いため、何らかの免疫に関する体質的な要因が考えられています。有病率は0.03%から0.16%といわれており、およそ1000人から2000人に1人の頻度でみられる病気です。10代で発症することが多く、中年期以降に発症することは比較的稀な病気といえるでしょう。受診患者さんには男性が多くみられるという特徴があります。

ナルコレプシーの症状

ナルコレプシーでは日中の眠気が一番の特徴です。日中に耐えがたい眠気が出現するのです。これは前夜に眠れたのか眠れていないのかといったことには関係しません。ほとんど毎日日中に眠気が感じられます。この症状は治療を行わない限り、数年から数十年にわたって出現するものであり、一過性の場合はナルコレプシーではなく別の病気を疑った方がよいでしょう。意志の力によって眠気に対して抗うことはある程度は可能ですが、普通に考えると眠気をもよおすはずのない試験中や面接中といった緊張を喚起する場面においても眠気がやってきてしまいます。このことを睡眠発作と呼びます。

ナルコレプシーでみられる情動脱力発作について

ナルコレプシーでは情動脱力発作という症状がみられます。これは、びっくりしたり笑ったり感激したりといった情動の大きな変化をきっかけに突然筋肉の力が抜けてしまう発作のことをいいます。通常は数秒以内に回復し、意識がなくならないのが特徴です。軽いものであれば、あごの力が抜けるものなどがありますが、重いものですと全身の筋の脱力によって立っていられなくなり、崩れるように倒れこんでしまうことがあります。そのため、友人などとの会話の中では極力面白い話をしないようにしていたという患者さんがいました。

ナルコレプシーの睡眠麻痺について

睡眠麻痺は寝入りばなの覚醒と睡眠の移行の際に全身の脱力が起こるものをいいます。患者さんの自覚としては金縛りにあったような感覚を受けたり、体が宙に浮くかんじとして体験されることがあります。また、多くの場合は、入眠時に恐ろしい幻覚をともなうようです。また、ナルコレプシーでは寝つきの悪さはあまりみられませんが、患者さんによっては睡眠が障害されます。夜間に何度も目覚めるとか、睡眠が浅いといった症状があるようです。

ナルコレプシーの治療法

ナルコレプシーは診断がつかないと、職場の中で居眠りをしてしまい責任感がないとか怠けているといった間違った評価を受けがちです。また、産業事故や交通事故の原因となってしまうことがあります。したがって、疑いのある人は早期に専門のお医者さんにみてもらうことが重要です。そして的確な診断を受け、早期に治療を開始することが重要です。治療は薬物療法が中心になりますので、医師の指導の下でしっかりと服薬するようにしましょう。

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