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サイコパスの症状・原因・治療について

サイコパス(psychopath)とは

先天的に反社会的な人格を有する人のことです。

精神病質(psychopathy)とも呼称され、カナダの犯罪心理学者ロバート・D・ヘアによって定義されたパーソナリティ障害です。

サイコパスの症状

反社会性パーソナリティ障害の一つであり、冷静で動じない、無責任、自己中心的、自尊心が強い、享楽的、結果至上主義、他者に全く共感できない、嘘吐き、罪悪感や良心の欠如などといった特徴を持ち、人間社会の捕食者とも称されます。

それでいてコミュニケーション能力は高く表面上はとても魅力的であることが多いです。

また知能指数の高いサイコパスは無責任な行動は控え、能力的にも優秀であることが多いため、会社の経営者など人の上に立つ人物として活躍していることもあります。その場合はサイコパスとして定義されることはありません。

しかしほとんどの場合、精神病質者は犯罪行為を躊躇うことがないため、何らかの事件を引き起こす可能性が高く、そのコミュニケーション能力の高さや冷静さが遺憾なく発揮されることになります。

以下の実際に起こった凶悪事件の主犯格は精神病質者であると言われています。

・メアリー・ベル事件

・ジェームズ・バルジャー事件

・北九州監禁殺人事件

・佐世保女子高生殺害事件

・「シリアルキラー」という言葉の由来にもなったセオドア・ロバート・バンディによる被害者30人を超える連続殺人事件

・殺人ピエロの異名を持つジョン・ウェイン・ゲイシーによる被害者33人にも及ぶ連続殺人事件

・カルト教団「人民寺院」の教祖ジム・ジョーンズによる信者900人以上を巻き込む集団自殺

・ロストフの殺し屋、赤い切り裂き魔の異名を持つアンドレイ・チカチーロによる被害者52人にも及ぶ連続殺人事件

また様々なフィクション作品の凶悪犯罪者としてしばしば精神病質者は登場します。

サイコパスを引き起こす原因

精神病質者は感情の処理を司る大脳の能力が低い傾向が見られ、そのため共感力に乏しいとされています。ほとんどが遺伝による先天性のものとされていますが、幼児期の環境も影響しているという説もあり、真相はまだわかっておりません。

サイコパスの治療

精神病質は先天性のパーソナリティ障害であるため、現在のところ治療法は確立されておりません。

かつてはロボトミー手術が精神病質の改善が図れるとして盛んにおこなわれていましたが精神病質の定義が甘かったこともあり、精神病質者でもない人が不要な手術を執刀されてしまったり、術後に人格の変化や情緒不安定が表れるなどして問題となり、現在は手術自体が禁じられています。

したがって周囲の人間が凶悪事件に巻き込まれないためには自己の判断で精神病質者を回避し、自分で自分を守るしかありません。

サイコパスのまとめ

サイコパスとは反社会性パーソナリティ障害の一つであり、以下のような特徴を持っています。

・冷静で動じない

・無責任

・自己中心的

・自尊心が強い

・享楽的

・結果至上主義

・他者に全く共感できない

・嘘吐き

・罪悪感や良心の欠如

・高いコミュニケーション能力

・表面上は魅力的

原因は遺伝による感情の処理を司る大脳の能力低下であるとされており、現在のところ治療法は確立しておりません。

したがって、もし精神病質者と出会ってしまったら自分で自分の身を守るしか自衛手段はないと言えます。

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