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クレプトマニアの症状・原因・治療について

クレプトマニア(kleptomania)とは

強い衝動から窃盗を繰り返してしまう精神障害のことです。

窃盗症、病的窃盗とも呼称されます。

クレプトマニアの症状

クレプトマニアの発症者は窃盗をしたいという強い衝動に抗えず、窃盗を繰り返します。

またその目的は金銭面ではなく、窃盗という行為自体が目的であるのがクレプトマニアです。

うつ病、過食症、拒食症、買い物依存症などを併発していることもあり、情緒不安定であることが多く、窃盗の発覚を恐れるあまりに自傷や自殺に走る場合もあります。

クレプトマニアを引き起こす原因

強いストレスによる一種の自傷行為とも言われています。

不安感やストレス発散のための自傷行為が窃盗であるのがクレプトマニアであると言えるでしょう。

クレプトマニアの人は窃盗をする際にひどい緊張感を覚える代わりに、成功したときには強烈な達成感や満足感を覚えます。しかし快感は一瞬のものですぐさま消えてなくなり、すぐに後悔の念が押し寄せ自己嫌悪に陥ります。それでもその快感を忘れることができずに再犯を繰り返してしまうのです。

したがって窃盗品そのものにはあまり関心を示さないことがほとんどであり、一度も使用することなくどこかへしまい込んでしまったり、人にあげてしまったり、万引きを犯した店に返しに行ったり、その店のゴミ箱に捨てていくことさえあります。

また発症者の多くは女性です。

女性ホルモンバランスの乱れの影響や、クレプトマニアと併発してしまいやすい摂食障害も女性に多くみられる症状である点、また単純にスーパー等を利用する確率が男性よりも高いことが理由として挙げられます。

クレプトマニアの治療

発症者自身が一人で解消することは困難であるため、病院を受診し医師の治療を受ける必要があります。

クレプトマニアは再発する可能性が非常に高く、またいくら病気であると言っても窃盗という行為は周囲からの理解を得ることが難しいものです。

発症者を犯罪者と責め立てると尚更症状が悪化してしまうこともあるので治療には周囲の人間の協力も不可欠になります。

また万引きは当然のことながら犯罪であるため、逮捕されてしまうケースも勿論あります。

しかし刑事罰を受けたとしても窃盗癖が改まる訳ではありません。

適切な治療を施さなければ何度も同じ罪を犯してしまうことになりかねないため、治療を最優先できるようにクレプトマニアに精通した弁護士を頼ることも重要です。

ただし責任能力がないとはみなされないため、全てが病のせいであっても罪を償う必要があります。

クレプトマニアのまとめ

クレプトマニアとは不安感やストレス発散のために窃盗を繰り返してしまう精神障害のことです。

原因は不安感や強いストレスによるものと言われており、クレプトマニアの発症者は金銭的な目的を一切持たず、窃盗をしたいがために窃盗をします。

成功したときの多大な達成感や満足感を得たいからこその行動なのです。

この一種の自傷行為は一人で克服することは困難であり、再発の可能性も非常に高いです。

しかし責任能力がないとはみなされず、罪に問われれば償わなければなりません。

早急に医師の診断を受けることがクレプトマニアの人にとって一番必要なことであり、大切なことであると言えるでしょう。

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