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カサンドラ症候群の症状・原因・治療について

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カサンドラ症候群(Cassandra Affective Disorder)とは

アスペルガー症候群の人物とのコミュニケーション不全によって生じる心身症のことです。

2003年に心理学者によって名付けられた症候群ですが、正式名称としては確立しておりません。カサンドラ情動剥奪障害(Cassandra Affective Deprivation Disorder) 、カサンドラ愛情剥奪症候群(Cassandra Affective Deprivation Syndrome)などとも呼ばれ、かつては鏡症候群、カサンドラ現象とも呼称されていました。

カサンドラとはギリシア神話に登場する呪いのために誰からも信じてはもらえなくなったトロイの王女の名前であり、カサンドラ症候群の発症者も同じ葛藤に苦しむことになります。

カサンドラ症候群の症状

カサンドラ症候群を発症すると偏頭痛、体重減少または増加、不眠、自律神経失調的症状、不安感、自己評価の低下、自責的思考、パニック障害、無気力、抑うつ状態などといった症状が現れます。

このような自身に近しい存在がアスペルガー症候群であることによってコミュニケーション不全に陥った場合に起きる精神と肉体の衰弱がカサンドラ症候群の症状です。

アスペルガー症候群である人は空気や言葉の裏側を読むことに難があり、相手の気持ちを考えないような発言をしてしまうことがあります。またこだわりが強く、自己中心的な行動が目立ちます。したがってその家族や恋人である近しい存在の人間はストレスを感じることが多く、限界を迎えるとカサンドラ症候群を発症してしまうのです。

カサンドラ症候群を引き起こす原因

原因はストレスです。

アスペルガー症候群である人とのコミュニケーション不全によって生じるストレスは勿論ですが、カサンドラ症候群の人はアスペルガー症候群である友人や同僚などと距離を置いたりすると、その行動について責められたりすることが多く、真実を話したとてもカサンドラと同じように信じてはもらえなかったり、自身の苦悩に理解を示してもらえないことことがあります。

そのことがより自己評価の低下、自責的な思考に拍車をかけ、症状を悪化させてしまいます。

またアスペルガー症候群を発症するのは男性である場合が多いため、必然的にカサンドラ症候群の発症者は女性に多く見られます。

モラルハラスメントによる夫婦間の不和には夫婦のどちらかがアスペルガー症候群でもう一人がカサンドラ症候群を発症している場合もあるそうです。

カサンドラ症候群の治療

カサンドラ症候群の治療に必要なのは気にしないことと開き直りです。

医師に間を取り持ってもらい、コミュニケーションの改善をカウンセリングで図ることも可能ではありますが、結局は自分の心の問題です。

殊に自身に近しいアスペルガー症候群である人とこれからも離れず付き合っていくつもりならば、自分自身の心構えを変えることでしかカサンドラ症候群を解消する方法はありません。

あまり自分を責めすぎないようにすることが一番の治療法であると言えます。

カサンドラ症候群のまとめ

カサンドラ症候群とはアスペルガー症候群を発症している自身に近しい存在とのコミュニケーション不全によって生じる心身症のことです。

アスペルガー症候群の人は、相手の気持ちを考えないような発言をしてしまうことがあり、自己中心的な行動が目立つため、近しい存在の人間はストレスを感じることが多く、限界を迎えるとカサンドラ症候群を発症してしまいます。

心構えを変え、あまり自分を責めすぎず、気にしすぎないことがカサンドラ症候群の一番の治療法であり、アスペルガー症候群の人との上手な付き合い方であると言えます。

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