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オーバードーズの症状・原因・治療について

オーバードース(drug overdose:OD)とは

薬物を過剰に摂取したことで引き起こされる急性中毒により心身に異常をきたす症状のことであり、オーバードーズという言葉は過剰を意味するover と服用を意味する dose からなる複合語です。

オーバードーズの症状

医師からの指示を無視しての過量服薬による急性中毒は心身のいずれか、あるいは両方に深刻な損害を齎し、意識の混濁、頭痛、吐き気、悪寒、身体の震え、記憶障害、意識の消失などの症状が現れ、最悪の場合死に至ることもあります。

一命を取り留めたとしても抗精神薬の大量摂取、または常用により発症する不随意に手足や口が動き出してしまう遅発性ジスキネジアなどの深刻な後遺症が残る場合が多いです。

殊に鎮痛薬(ヘロイン、モルヒネ)、注意欠陥多動性障害の薬であるアンフェタミン、ベンゾジアゼピン系の抗精神薬や睡眠薬、アルコールなどの大量摂取はその危険性の高さからオーバードーズを引き起こしやすいとされます。

オーバードーズを引き起こす原因

ストレスや不安からなる一種の自傷行為や自殺行為ではありますが、本人はその自覚を持たずに薬物を使用している場合もあります。

慢性的な薬物乱用(慢性中毒)により精神的な不安、幻覚、妄想から逃れようとしての大量摂取、あるいは全く無意識での服用の場合もあります。

強烈な不安感からなる恐怖によりとにかく現状から逃げ出したい、楽になりたい、薬が本当に効くかわからないなどの理由で及ぶ行為であるため、意識が混濁しやすい睡眠薬や抗精神薬が用いられることがほとんどです。

自殺を企図しての場合でも睡眠薬や向精神薬の大量摂取は多く見られますが動機には違いがあります。

しかしいずれにせよオーバードーズ引き起こしやすいのは向精神薬を使用している精神疾患を患った人であることが多いと言えるでしょう。

また誤飲のケースも存在し、薬の影響が大きい子供のビタミン剤、またはエナジードリンク(カフェイン)の大量摂取、若者のアルコール大量摂取などが原因でオーバードーズが引き起こされることもあります。

オーバードーズの治療

一度オーバードーズを引き起こしてしまうと何もかも手遅れです。

したがって予防に全力を注ぐほかありません。

薬物の慢性中毒者である場合、薬物の大量摂取衝動は長くは続かないことがほとんどです。

衝動が強い最初の数分~数十分をしのぎ切れれば理性が優位になるためオーバードーズの危険性は大きく低下すると見られています。

また大量摂取を防ぐ予防法としては以下のような方法が挙げられます。

・薬の管理を他者に一任して自分の自由にならないようにする

・薬を錠剤から粉薬に変更する

・一度に処方してもらう薬の量を少なくする

このように簡単に薬物を大量摂取できる環境を変えることでオーバードーズを予防できます。

またストレスによる行為であることが多いため、その大元のストレスを解消することでオーバードーズを防ぐことができます。

ただしアルコール等の急性中毒に対しては環境よりもまずしっかりとした自制心を持つことが大切です。

たとえ強要されたとしても断れる心を身に着けることが必要であると言えるでしょう。

オーバードーズのまとめ

オーバードーズとは薬物を過剰に摂取したことで引き起こされる急性中毒により心身に深刻な損害を齎す症状のことです。

原因はストレスからなる自傷、自殺行為であり、精神疾患患った人に多く見られます。

予防には簡単に薬物を大量摂取できる環境を変えることと何よりも自制心を持つことが必要です。

自分を守れるのは自分であるということを忘れないことが大切であると言えるでしょう。

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