心理学の種類・心理学者・日常で役立つ心理学と心理テストを紹介します。

menu

メンタル心理.net

アパシーシンドロームやアルコール依存症の症状や治療と予防法

アパシーシンドロームとはどういったこころの病気のことでしょうか。アパシーシンドロームとは無気力症候群とも呼ばれており、特に若者にみられるのが特徴の症状のことをいいます。アパシーシンドロームは特定のことに対して無気力になってしまう病気のことであり、日本では1970年代頃から若者にみられる症状として指摘されていました。

アパシーシンドロームの症状について

アパシーシンドロームでは無感動、無感情、無関心、感情鈍麻といった症状を呈します。本来ならばある環境刺激に対して感動したり興味をもったり感情表現が表出します。しかし、アパシーシンドロームにかかってしまうと、こういった感情表現が表出されません。このアパシーといった症状はうつ病や統合失調症の患者さんによくみられる症状の一つです、しかし、現在ではスチューデントアパシーとして若者に対して起きる症状としても理解されています。

スチューデントアパシーとは

アパシーシンドロームと並んでスチューデントアパシーという言葉がよく聞かれます。このスチューデントアパシーに陥った学生は学業に対する意欲が完全に喪失されてしまいます。自発的、能動的な行動が消失してしまい、学業を続けていくことが困難になってしまいます。日本の大学生は少なからずアパシー状態に陥っているという指摘も聞かれます。しかし、問題は学生がこのアパシー状態に陥っていることに全く無自覚であるということです。スチューデントアパシーの原因としては過酷な入試に備えての過剰学習や不本意な入学による不適応などが考えられています。

アパシーシンドロームの原因について

アパシーシンドロームの原因としては人格形成が未熟さがあげられます。自分でしっかりと目標をきめていないため、一旦目標に到達してしまったら次の目標を決めることができないのです。また、競争に対して過度に気にしてしまう性格傾向をもっているようです。仕事や勉強など人と比べられると、自分が負けていると感じてしまい、何もできなくなってしまい、アパシーシンドロームを発症してしまいます。また、なんでも自分で完璧にしようとする人は、失敗を犯してしまったときに、それが受け入れられずに無気力になってしまうことがあります。また、一般的にアパシーシンドロームは若者に多くみられるといわれており、10代で多く症状を呈します。また、女性よりも男性のほうがアパシーシンドロームになる人は多いです。

アパシーシンドロームの治療について

アパシーシンドロームの治療は心理療法が主流となっています。うつ病のように脳の異常によって生じるものではないので、有効な薬物療法がないためです。したがって、個々の患者さんが無気力になってしまっている経緯や原因について、カウンセラーとともに探っていく作業が必要になります。

アパシーシンドロームの予防について

アパシーシンドロームにならないようにするために、重要なこととして生活習慣の見直しがあげられます。規則正しい生活を送ることはあらゆる精神疾患に対して有効です。また、はっきりとみつけられなくても自分の目標や理想について人の意見を取り入れるのではなく常日頃から自分で考えておくことも有効だといえるでしょう。

アルコール依存症という言葉を聞いたことがありますか。この言葉はよく聞かれるし、私たちにとって身近な病気の一つかもしれません。アルコールに対する飲酒欲求が強く、日常生活に支障をきたすような場合、アルコール依存症と診断されます。どういった状況がアルコール依存症なのか、以下に詳しくみていきたいと思います。

アルコール依存症の飲酒中心性について

アルコール依存症の症状の一つとして飲酒中心性といったものがあります。アルコール依存症が初期の場合には目立ちませんが、中等度以上に進行した場合にみられる特徴になります。生活行動をアルコールが飲めるか飲めないかで決定することを飲酒中心性と呼びます。どこへ行くにもアルコールが中心に考えるなど日常生活の行動基準がアルコールになる態度のことです。

アルコール依存症の強迫的飲酒欲求

アルコール依存症の強迫的飲酒欲求もアルコール依存症の代表的な症状の一つです。これはいわゆる2つの心の状態のことをいい、内部に起こる飲酒欲求を抑えれば抑えるほど上回る飲酒欲求が生じることをいいます。この飲酒欲求は自分の意志によってコントロールできない状態を指します。飲んではいけないと思っているのにも関わらず飲酒欲求によって飲んでしまうことで、ほっとする気持ちを味わう一方で罪悪感も生じてきます。自分に対する自尊感情もどんどん下がっていくので、アルコール依存症が進めば進むほどとても辛い状況になっていきます。

アルコール依存症の治療方法

アルコール依存症の原因治療が行えれば一番ですが、なかなか現段階では原因治療は行えていないのが現状です。そのため、アルコール依存症の治療としては断酒が目標になっていきます。アルコール依存症では「久里浜」方式と呼ばれる治療方法があり、その方法では3か月の入院による定期的な治療があげられます。重度のアルコール依存症の方の場合には、個別的で総合的な精神科治療を行うことができる専門病院や精神科病院に受診する必要がでてきます。アルコール依存症は症状が急激にでるものではないので、なかなか気づきにくいといった特徴があります。また、病気は再発しやすく、治りにくいといった特徴があります。そのため、早期発見が重要になってくるのですが、なかなか早期治療につながっていかないのが現状です。

早期発見

早期発見はアル中とみなすということとは違います。アルコール依存症は生物学的な基礎をもった行動の病気なのです。その人が怠けてるとか、意志が弱いとかそういったことによるものではないのです。ですからアルコール依存症も高血圧症候群や糖尿病と同じように考えて、早期に治療にかかるようにしましょう。

アルコール依存症の患者さんへの対処

早期に気づくことができたら、その後はどうしたら断酒を続けられるのか検討しましょう。アルコール依存症の家族の人は、身内がアルコール依存症であることを人に伝えるのは恥だと考える人もいるかもしれません。しかし、家族だけで支えるには限界があります。そのため、各種相談機関を利用して家族全体で断酒に取り組んでいく姿勢が大事であるといえます。また、支える側の家族が苦しくなってしまうこともあります。家族会などもありますので、ぜひいろいろな相談先を確保しながら支援にあたってください。

関連記事